おぎそんの日記
おぎそん



 ゆとり教育っていわれても・・・

センター試験という今年一発目のネタも無事終了しほっとしたところに、先日また文部科学省がやってくれました。
というのをいつ書こうと考えていたのですが、更新が滞ってきたので出すことにします。

土曜日に補講を行ってもいい。

へ?
てか転換早過ぎ!

確かに、いつだったか忘れましたが(ネタでなんども使っているため)円周率が約3になるとか教科書にポケモンが載るとかSMAPの夜空ノムコウが載るとかありましたけど。
そんな話題より小中学校の授業が完全週休2日制になることで教育内容が大幅にカットされるってことですよ。

ゆとり教育とかなんとか言ってますけど、単純に教育の質というモノが低下するだけなんじゃないかと思います。大丈夫なんでしょうか、ホントに。
子どもというのはそもそも自由な時間をいっぱい持っていて、そこから更に授業をカットしてまでゆとりを作ってやる必要がどこにあるのか理解に苦しみますけど。。

おぎそんの小学校の時を振りかえっても、授業がキツくて大変だったかというと決してそうではなく、単純に興味がないと退屈だっただけで、余裕がないと感じたことは一切ありません。

高校生ぐらいになれば、それぞれの将来に対する展望や興味の対象が大きく変わってくるので、学校の授業内容にとらわれずに学ぶ時間というのは必要かも、というのは理解できます。まぁ、数学が苦痛な人にとっては救いでしょうけど。

しかし、幼年齢期の週休二日制導入に伴う教育内容の低下っていうのは、なんらメリットがあるように感じません。

ゆとり“教育”というのであれば、その結果なんらかの得るモノがないといかんと思うわけです。週休二日にして自由な時間を増やすかわりに、ボランティアに参加する、運動や芸術などの教室の受講を義務付ける、研究課題を与える、なんでもいいんですけど、放っておくと家でゲームしてるだけとかになると思うんですけど☆★

その結果、日本の教育レベルは著しく低下して、幼くして近視、運動能力や身体能力の欠如といった弊害がガンガン起きたり、とかになりかねません。

暇になった土日を1人でゲームして過ごす子どもが増える未来のどこがゆとり教育なんでしょうか。もちろん、必ずしもそうなるわけじゃないし、何もかもがいけないわけでもありません。でも、今の日本の社会においては子どもが休みになった時間を持て余す可能性は十分すぎるほどあるように思えてならないわけです。

ただでさえ核家族化が進み、子どもは他人とのコミュニケーションを取ることを苦手とする傾向にある中で、より集団教育に割く時間を削ることによる弊害は大きいんじゃないでしょうか。


また、嬉しいんだかよくわかりませんが、確実に塾に通わせる親が増えることが予想されます。不況化において真っ先に削られるのは教育費(通塾費)であることは確かなのですが、実際に親御さんの反応を見ていると学習要領により通塾率が上昇する気配がします。
結局よく言われる「どこがゆとり教育なの?」となりそうなんですけど・・・。

子どもたちは別に通塾することに関して強く反対しないのでしょう。
なぜなら言葉をつくしてアカラサマに反抗するようなことは今の子たちはしません。ある種、性質が悪いです。
だからこそなかなか結果が出なくて親御さんに文句を言われてしまうのですけど。
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余談
円周の長さの求め方は 直径×円周率 です。
しかし、仮に円周率を3としてしまうと円周の長さではなく、六角形の周の長さになってしまいます。なんだかこのことについてはなんにも触れられていないのも気になりますし、中学校でいきなりπといわれても困るんでなかろうかと。


2002年01月25日(金)
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