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なかじぃ
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2002年02月02日(土)
長い夜。

昨日の日記で、祖父の『老い』『衰え』について書きましたが、
今日仕事から帰ってきたら、もう息を引き取ってました…。
86歳、 老衰だそ〜です。
この年齢だし、『大往生』といってイイかも知れません。
しかし、昨日の今日といった感じのお話だったのでど〜にも
現実として飲み込めない自分がいます。
でも、家族が看取って最期を見届けてあげれた訳じゃないんです。
もうかなり衰えてる、どうしようと思いつつもいつも通りに
生活していたら、1人、自分の布団で眠る様に息を引き取ってたんだって。
仕事が終わって帰って来た時の父の第一声が
「じ〜ちゃんが冷たくなってるぞ。見てあげたら」
でした。寒い外から帰って来たのでじ〜ちゃんは生温かった(苦笑)
でも、折角家に戻って来たのに恐ろしく衰えてしまったじ〜ちゃんに
会うのが怖くて、昨日は顔も見れなかった。今思うと冷たくなる前に
会っておけば良かった…。会話出来なくても、きっと会っても私だと
分からなかったと思うけど、最期にひと目会っておきたかったなぁ。
すご〜〜〜〜〜〜〜く後悔しています(;_;)
でもお家に帰って、自分の布団で最期を迎えれたんだからそれは
じ〜ちゃんにとって幸せだったのかも知れないと思います。
歳を取ってから相当介護とかで大変な思いをしてしまった私の両親も、
元気そうにしていますが悲しそう。きっと凄く泣きたいんだと思う。
駆け付けた長女にあたる伯母も泣きっぱなしです。遅れて登場の
三女にあたる伯母には少ししか会えませんでしたが、かなり落ち込んで
いました。当たり前ですよね。。。すご〜〜〜く仲が悪くて毎日
喧嘩ばかりでしたが今日まで夫婦として過ごしていた祖母も
さすがに動揺している感じ。静かに涙ぐんでいました。
私もとっても悲しいの。ほぼ産まれた時からずっと一緒に暮らしていた
じ〜ちゃんが変わり果てた姿で横たわっているんだもん。
でも悲しいのに、ボ〜っとするばかり。涙も出ない。ストレ〜トに
『悲しい』という感情が出てこない。ちょっとだけ泣いたけど、
凄い冷静に来て下さった親戚の皆さんに挨拶したり色々してる
自分がいる。そんな自分が怖いというか、嫌だというか…。
悲しいんでしょ?もっとストレ〜トに悲しみを現わしなよ!
あまりにも身近なヒトの死だったから、きっと心がポッカリ
してるのかもなぁ…。線香臭い我が家が未だ信じられません。

でも家族に、ちょっと遠くに住んでいる子供達に伝えたい事とか
なかったのかな?本当にじ〜ちゃん的に思い残す事はない?
じ〜ちゃんの人生、幸せだった?こんな孫もって幸せだった??
今思うと聞きたい事、沢山あります。
お魚のさばき方とか、色々伝授して欲しかった。
こうにあとから思い残す事がない様に、生きていきたいなぁ。

じ〜ちゃん、お疲れさま。
孫の中で最初にお線香をあげられたのがこんな私でゴメンネ。
今やっと、涙が出て来ました。