郵政法案 |
専門家ではないので、見当外れかもしれないですが。
民営化って、本当に必要かなって思ってます。 もともと、出身がど田舎っていうのもあって、官庁の力というものを知っています。 国のインフラは、国が面倒を見るものだと思うのですよ。 アメリカみたいに広大な敷地を持っているのなら分からないでもないけど、ここは日本です。 通信や交通などの基幹としての設備は、国が敷設し、運営管理をするもんだと思うのです。
都心部なら、民間に任せても良いと思う。 けど、過疎地などについては、投資の回収はまず見込めないんです。 資本主義という経済形態を取っている以上、利益が無ければ企業は参入しないですよね。 国からの援助が出るのならまだしも、それもほとんど無いのが現状でしょう。 そもそも、援助を出すのなら、国が面倒見ればいい。
税金だけで運用しようとするのがそもそもの間違いなのであって。 利益が出ないのは公社の責任、とは言っても、その場所に人が少なければどうしようもない。 無い袖は振れないのですよ。それを理解してないとしか思えない。 民間にそれを求めるのなら、まずは国がそれをやってみせればいいじゃん、と思うんです。 その場に民間が根付きそうならば、その時点で手を引いたって良いと思う。 そういう風に先導するというのも、国の成すべき事柄だと思うのです。
地方にとって、郵便局という施設の価値をがどれだけあるのかを、たぶん中央は理解してない。 農協を潰したことで、どれだけの混乱を引き起こしたのかを理解してない。 地方分権とは名ばかりで、ただ責任を放棄しただけにしか地方には見えてないと思います。 日本という国土の現状を、中央の「先生」連中は分かっていないのでしょう。 文化レヴェルも、その質も、内容も、方向も、都市部とはまったく異なっているのが地方です。 何に価値を持っているのか、それを掴んでいない議員さんが多すぎると思います。 これじゃ、投票率なんて上がるわけ無い。 今の候補の誰を選んでも、結局結果は変わらないってのが目に見えてますからね。 あ、一応僕は投票には行ってますよ。
そろそろ、日本の政府には行き詰まりが見えてきたような気がしています。 何か、新しい方策を考える時期に来ているんでしょうね。 良い方向への世代交代が出来るよう、一国民として期待したいです。
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2005年07月09日(土)
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