多重人格

 誰でも、自分の中にいくつかの人格を持っていると思います。
 よく言う、うわべと本音、みたいな感じとか、天使と悪魔とか。

 これを、まったくの独立した人格としてうちに持つことが出来ないか、と思っています。
 本質的な客観性を確立させる手段として、有効なんじゃないかな、と。
 言ってみれば、複数の価値観が、ひとつの身体の中に共存している状態。
 精神的なバランスを保つのが、ちょっと困難になりそうな気もしないではないですが…。

 いくつか、融合しつつ朧気に別れてきているかな、と言う認識はあるのですけど、別個のものとして、それぞれが独立して動くと言うところまではまだいっていません。もし、完全にそれぞれを独立して持つことが出来るとすれば、思考そのものをマルチタスク化出来るという利点も出てくるのではないかな、という期待もあります。
 制御さえきちんと出来れば、まぁ、見た目だけで終わるかもしれませんけど、いわゆる「天才」と呼ばれる領域が覗けたりするんじゃないか、というあまりに無謀な試みです。

 かなり夢物語入ってるんですが、人の可能性には、そのくらいの余地はまだまだありそう。
 悟りを開く、と言うのも、ある種これに近いのかもなぁ、とか思ったりしています。
2005年05月07日(土)

日々 / いけだ