暗記もの

 昔から思ってたんですが、暗記ものって意味ないですよね。
 昔ならいざ知らず、いまの世で調べて分からんことってまず無いと思います。
 ネットさえ使えれば、大抵のことは調べられるし。
 ネットになくても専門書とか辞典とかが山のようにあるので、絶対に調べられる。
 つまり、暗記している知識がたくさんあるよりも、調べる手段や調べる手法に長けていた方が、結果として知識量は豊富になると思うんです。

 そもそも知力というのは、問題提起に価値があるわけで、問題を解くことと自体は、時間と手間さえかければ、それほど難しいことではないです。
 暗記していれば、調べずに回答が出せるので結果に辿り着くのが早いかも知れませんけど、その暗記している内容が間違っているかどうかは、結局何かで確認しなけりゃ分からないですし、調べる方法が見あたらない場合というのは、かなりレアケースになっていると思います。

 暗記が必要な局面を思い浮かべると、真っ先に思いつくのは試験です。
 しかし、こういう試験は、そろそろ廃止にすべきじゃないかと思うんです。
 そもそも、そういう試験に受かったことで、なにか得るものってあるんでしょうか。
 ぱっと思いつく利点が無いのではないでしょうか。

 しかし、記憶力が劣化してるのもまた事実。
 人の名前とか、スケジュールとか、本当に物忘れが激しくて困ります。
 暗記の訓練によって忘れにくくなるのであれば意味はあるのかな、とも思うのですけどね。
2005年02月25日(金)

日々 / いけだ