昨日、すっかりご機嫌が治ったタケ。 今日は朝からすこぶる愛想が良い。朝食後の洗い物も「あ、ボクがっ!」 とさっさと私の手からスポンジを奪ってやってくれるし。
シッチャカメッチャカになっていた机の周りを片付けて、 脱ぎ散らかした洋服を片付けて。 きっと意地を張っていて、自分も辛い部分があったんだろうなぁ。
昨日はグッタリ具合が悪く、珍しく自分から「医者に連れて行ってください」 と言っていたヒロも、薬が効いたのか快方に向かっている様子。 こちらもホッ。
食欲が出てきて、やたら「腹減った」とバクバク凄い勢いで食べてるし。 口にパンを頬張りながら、ヒロが私に言う訳。
「おかーさん、アイツ(タケ)の部屋にある布団叩き見た?」
うん。知ってるよ。
最初に大爆発した日の翌朝。 タケの机の周りにバラバラにへし折られた布団叩きが散乱していたの。 ウチは竹のを使っているんだけど、あれ結構丈夫なんだけどね。 折る時は自分の手だって痛かったろうに(苦笑)
「アイツおかしいんじゃね?布団叩きをあんなにバラバラにさぁ。 それも部屋に散らかしたままだし。」
・・・オマエがソレ言うか??
反抗期ってねぇ。冷静な人間が見ると「はぁ?」って思うような事するんだよ。 特に男の子はモノの破壊に向かう傾向があるかなぁ〜・・・ と、ヒロをジト目で見る。
そこへ話を聞いていたユータ参戦。 「布団叩きなんていいじゃん。またお金出せば同じの買えるし、 とりあえず無くても困らないし。だけどさぁ。 オマエが家中に作り上げたメモリアル・アート壁の穴の数々はどうだよ? それよりどんだけマシだよ?!」
「えぇ?そうかぁ?『あの時ヒロが開けたんだよなぁ〜』とか思い出になるじゃん。 布団叩き粉々より良いじゃん!!」
思い出になるかよっ!( ̄ヘ ̄)凸
それから暫く2人で「オレはこんな事をした」「オレの反抗期はこうだった」と 反抗期自慢大会(違)をしてたけど^^;
「タケも反抗期に突入した訳だけど、誰の反抗期が一番凄い?」とヒロ。
凄いって・・・どんな凄いよ? すご〜く楽チン♪とかすご〜く大変だったとか。
「一番インパクトがあるのは?」
ってヒロが言った途端、ユータが「あ、それじゃ俺負けた」って。
そうさねぇ。 ヒロには随分泣かされたし考えさせられたし、勉強もさせてもらったよなぁ。 でも、それぞれの苦労があって、決して比べたり出来るものじゃないよ。
その時は親もとってもシンドイ思いをするけど、過ぎてみれば笑い話にもなるし。 またこれから度々タケも爆発するんだろうけれど、辛抱・忍耐で乗り切らなくちゃね(^^ゞ
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