2007年03月18日(日) |
12年目の卒業 その2 |
12年前。ユータはピカピカの1年生だった。 エネルギーの有り余るユータをどうにかしようと、幼稚園の時は 園に出入りするスポーツクラブのサッカーに月謝を払って入れていた。
その時一緒だったメンバーで「小学校のスポ少は3年生からだから1,2年のうちは 自主的に土日に練習しませんか?」 と声掛けをして音頭を取ってくださる保護者の方がいた。 だから1〜2年の頃はグラウンドの隅を借りて親が交代でコーチをしていた。 そのお陰で、ユータの学年の親は母親同士はもとより父親同士も大変仲が良い。
それから正式にスポ少に入団して。試合当番や役員生活が始まったんだよね〜(^^ゞ
倒れそうになるほど暑い真夏のグラウンド、アイスノンで首を冷やして 応援したっけ。 用意した氷が足らなくなって、何度も何度も暑い中氷を買いに 会場とコンビニを往復した事もしばしば。
凍えそうなほど寒い冬の日。ダルマストーブを持ち込んでそれでも寒くて 体中にホカロンを張ってこなしたお茶当番。
一番辛かったのはヒロが5年生の頃だったかなぁ? 真冬の雪の中の試合中、雪が雨に変わってしまって・・・ 子供達はびしょ濡れ、ハーフタイムにベンチコートを着せたらそれもびしょ濡れ。 それでも試合は中止にならず、試合後ガタガタ震えながら青い顔をする子供達を どうする事も出来なくて涙が出てきちゃったっけ。
思い出してみると本当に、本当に色々な事があった。 自分の体調が悪くて辛い時もあったし、兄弟二人がスポ少に居た時は お当番ばかりで、家の中の事が出来ずにイライラした事も沢山あった。 それでも頑張ってこれたのは、何と言っても子供が頑張っていたから。 滅茶苦茶サッカーが好き〜!と言う風にはとても見えない息子達だったけど それが証拠にユータもヒロも中学ではサッカーやらなかった(^^ゞ 辛いとも辞めたいとも言わず、黙々と練習に通い続けたよね。 3人とも。 暑くったって寒くったって、時には風邪を引いていても時間になると サッカーの練習に出掛けて行くんだもの。 これはいつも「すごいなぁ〜」と感心していたんだよ。子供達の前で 決して口にはしないけど(爆)
子供達も得たものが沢山あったと思うけれど、それ以上に夫や私が得たもの。 これが大きかったと今は感じている。 特に夫は子供の友達の父親と友達になれた事が非常に嬉しかったらしい。 父親同士は中々そう言う機会に恵まれないからね。
辛く、楽しく、苦しく、喜びに溢れた12年が昨日で終わってしまったんだよなぁ。 まだちょっと実感が無い。 きっともう少ししたらポッカリと胸に穴が開いたような気持ちになるよ・・・! と先輩お母さん達から言われたけど。 そうなのかなぁ?(^^ゞ
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