あれこれ雑記帳

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BBS


2005年05月16日(月) 窮状を訴える

先日お客さんのYさんが5才のお嬢さんを連れて来られた。
小さな頃から保育園に通っているそうで、人見知りをしない明るいお嬢さんだった。
でも、母親であるYさんは非常に心配な事がある・・・と言う。

「嫌な事や困った事があった時、それを親や先生に訴えられない」
そうなんだ。
そしてそれが原因でストレスが溜まって円形脱毛症になったりするとか。
こんな小さい子が!!(驚)
明るくてお喋りで、とてもそんな風には見えないんだけどね。

でも、幼児にかかわらず今の子供達はそう言う事が多い・・・と
教師をしている友達が言っていた事があったなぁ。

私みたいにズケズケ物を言う人間には想像がつかないお話だけどネ(^^ゞ

これを言ったら相手が傷付くかな?嫌な思いをするかな?
そう言う配慮があって発言が出来ないなら、それはそれで仕方が無いんだけど
そうではなくて、「なんとなく言いだせない」「言うのが恥ずかしい」
とかね。
自分の『気持ち』を言葉に表せないんだって。


お兄ちゃんが小学校2年生の時。
電車に乗って遠足に行ったんだけど、電車代の50円を「無くさないように持たせて下さい」
と言う事だったから、名札の裏に入れて送り出したのね。

彼の性格を知り尽くしていたからね。
「絶対に無くさないように〜!電車に乗るその時まで弄らないように〜!」
とキツク言い聞かせておいたんだけど・・・。

まぁここまで書けばお判りでしょうが、50円。無くしたんだなぁ。我が息子。
早速その日の連絡帳で先生から「無くしたようなので明日持たせて下さい」
とお手紙が(泣)
それからもちろんお説教ですわよっ!!

電車に乗る前に50円を持って来ましたか?確認してください〜と
先生に言われて、名札から出して弄くり回しているうちに
行方不明になってしまったんだそうな。
んなバカな!マジシャンかお前!!(怒)
大体普段から落ち着きが足らないんだーあーだ、こーだ。
説教は続くよいつまでも・・・・

そんな所へ電話が入った。お兄ちゃんの担任の先生からだった。
いやはや、本日は本当にご迷惑をお掛けしました。ぺこぺこ。

「今日は帰り間際バタバタしてしまって急いで連絡帳を書いたのですが
あの書き方ではきっとユータ君お母さんに叱られてしまうだろうなぁ・・・と
思いまして・・・。
いえ、叱る事も大切な事なんですが、今日お金を無くした時に
ユータ君すぐに私の所に言いに来てくれたんです。
お金を無くしたのは良い事ではありませんが、自分の失敗や
困った事を教師に訴えに来ると言うのは大人が考える以上に
低学年の子には難しい事なんですよ。
それがすぐに出来たので、『先生に言いに来れて良い子だったね』と
褒めてあげました。
子供は失敗して当たり前です。お母様も是非褒めてあげる事もして下さい。」

なるほど〜〜〜〜。
そうなんだ。目から鱗。たっぷり説教した後だったけど辛うじて
お褒めの言葉もかけてあげる事が出来たわさ(^^ゞ

その先生、私の大変尊敬する方だったので、以降子供からの自首(殴)が
あった場合は『褒める』事もするよう心がけるようになったもん。
そのお陰かなぁ。
ウチの息子達、外ではわからないけれど家では困った事やら失敗は
圧倒的に自己申告が多いよ。

今日もお兄ちゃん
「体操服のズボンが一着見当たらないんだけど・・・無くしたかも」



「・・・・・・・・・・・・・」





・・・・先生。高校生でも自己申告は褒めなくちゃダメですか?(涙)




今日のお弁当

豚肉のピカタ、南瓜の煮物、大根とバラ肉の中華煮
スナップエンドウとハムのサラダ








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