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■ 女の子らしい言葉遣いを
化粧はしないわ、髪は染めないわ、女性らしさは生まれ持った部分だけという、まるで色気なしの誰かさん。 勿論、言葉遣いも、本人は職場では気をつけていると言い張っているが、人様からすると語尾にデスマスがついているだけで、とても女性らしい言葉遣いというものからはかけ離れたものであるらしい。 始末に負えないことに、そう誰かから忠告されても、 「出身地の方言、訛りみたいなもんだ」 と抵抗して、一向に反省する様子はない。
さて、そんな中、今月末に退職することを決めた課長が、 「いいか、××ちゃん、俺はこれだけは言っておく。女の子らしくしなさい」 と、最近やたら遺言めいた忠告を残すようになった。
そんなある日、部内でどこの温泉が好きかという話になった。 「俺は箱根だね〜、××(高級旅館名)行ってみンさい、素晴らしいよ!」 「私は、やっぱし草津ですね〜♪」 「あの硫黄の臭いと熱いところ?w」 「そうそう!!」 と、盛り上がってきたところで、件の課長が声を潜めてこう言った。 「××ちゃん、言ったでしょ、女の子なんだから女の子らしくしなさいって。"草津"なんて女の子は言っちゃダメ!」 「えっ?えっ? 草津ってNGですか?」 「だから言っちゃダメだって、草津なんて」 と理由なとクチにするまでもないといった様子。 結局、草津の何がダメなのか、教えてもらえなかった。 誰か理由を知っていたら教えてください・・・。
そして、今日。 「会社にケツまくってやろうと思ったんですけどね!!」 と鼻息荒くリストラを言い渡された顛末を話していると、また、課長が横から口を出してきた。 「"ケツをまくる"なんて言っちゃダメ、女の子らしく!!」 「はぁ・・・。こういう時は何て言ったらいいでしょう?」 課長は一瞬考えてからこう言った。
「お尻を捲る」
2009年04月27日(月)
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