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re-invention



 リアルで必然性のあるゴール

いよいよ4月。
暖かすぎる日。桜が満開になる日ももうわずか。
母とお弟子さん達を浅間神社に送る。
神社にお花の活け込みをするとのこと。
祭りの雰囲気が一杯の賑やかな通りを抜けて,
その足で学校へ。
転任される先生方ともお会いし,しばしの名残を。
学級編成について,エクセル上で考える。
クラス数が減るため,どのクラスもいろいろ。
主任ともう一人の先生と,最終案を練る。
気になることもいくつかあるが,
それでもまあ,何とかなるだろうと決断。
来年度の自分の立ち位置が少しずつ見えてきた。
昼過ぎに帰宅。

昼食後,妻と買い物に。
街はお祭りで,交通規制がかかっている。
以前お世話になったお箸の専門店「桜さくや」へ。
お箸の文化は東南アジア圏。
でも日本の箸は,韓国や中国の箸とは明らかに違う。
どこでどう変化してきたのか。
そんな文化史も知りたいところ。
八角形だけでなく,七角形や5角形のお箸を見つけ驚き!
どうやって作るのだろうか。
中心を外さないだけでも難しいことだろう。
一度現場を見せていただきたい。
迷った末に,スタンダードなものを選ぶ。
自分のことを覚えてくださっていて,うれしいもの。

そのまま弟嫁の実家を訪問。
たくさんの子どもに囲まれて,楽しいひととき。
子育てについて,いくつかのやりとり。
改めて,自分の親や妻に感謝。
正解は無いけれど,正解を求めて
子どもと真摯に向き合う時間を大事にしなくては。
何気ないテレビを見ながらでも,
聞き出すこと語ることはあるはず。
近いうちに娘と,映画でも見に行くようにしようとも。

夕方からの「わくわく授業」は
最近特に注目させていただいている熊本の前田先生の英語の授業。
授業への思いを明確にブログに書かれているので,
解説を読みながら見る授業は,なるほどさすが。
「リアルで必然性のあるゴール」と優れた指導技術。
さらには,その両方を支える子ども理解。
そんな授業を,自分の数学でも組んでみたいもの。
前田先生のプロジェクト型の共同学習の凄いところは,
たくさんあるのだが,自分のスタンドアップに比べると,
決定的に優れていると思うことは,以下の文にある。
「わくわく授業」においては、子どもたちがビデオレターを作成するために様々な話し合いをしている場面が出てくるはずだ。遊んでいる子どもや退屈している子どもは一人もいない。必死になって考えている。考えないと先に進めない。楽しくもあるが、苦しくもある。高い山を助け合って登っているような感覚だ。このような「産みの苦しさ」があるからこそ、頂上へたどり着いたときの達成感がある。成績の良い子が、そうでない子に教える、という関係ではない。全員が同じ立場なのである。
産みの苦しみを全員が味わい,それを乗り越えて,
頂上へたどり着いた達成感を味わうこと。
学校で一緒に学ぶからできることがここにある。

「ゲームや歌を中心にした英語活動の授業」によって子どもたちが楽しんで学習できた、という「成功体験」は、ある意味で、教師の思考を停止させる危険性がある。「小学校の英語活動は、かくあるべし」というイメージがいったん出来上がってしまうと、それが「授業評価のものさし」となってしまうからである。他人の授業を見て「教師は英語を話していないし、子どもが楽しんでいないし、テンポもないので、この授業はダメだ」という判断をしてしまいがちになる。
 授業を創造するということは、授業を評価する「ものさし」そのものの検討も含まれるのである。

という的確な締めくくりの言葉に,今の自分を重ね合わせる。

2006年04月01日(土) 次が見えない休日
2005年04月01日(金) 新年度スタート
2004年04月01日(木) 4月スタート


2007年04月01日(日)
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