Just for today !
re-invention



 反数より減数

早朝,目が覚める。
体は眠いのだが,勝ちたい気持ちが先に。

8時からの練習。
昨日の負けから,気迫が一段と勢いを増す。
素振りをいくつか。メニューがまだ定まらない。
模造紙で簡易スクリーンを作成して張り,
昨日の試合をプロジェクタの画像で見る。
気持ちは一段と高まる。

基本打ちの練習では,目の高さに竹刀を置いて,
それ越しに面を打つ練習を入れる。
これはなかなかいい。
今まで,左手拳を落とすことばかり気にしていたが,
面技は面布団をどう打つかが勝負。
面金に当たっていては有効打突にならない。
だとしたら,打突時の左拳は鳩尾よりもやや上でもいい。
面技や小手面で,「面は大きく打て」というのは,
左手拳を上げた位置から打たないと有効打突にならないことを
意図しているのかもしれない。
速さばかりを求めていたが,
どんなに速くても一本にならない打ちではしかたがない。
竹刀の先を上から落とし込む素振りや基本打ちを
練習させていきたい。
胴打ちにコーチはこだわりを見せる。
これもなるほど。これだけ徹底すればいいものになる。
技は今日から3本繋げて。
もっと混乱するかと思ったが,予想以上についてくる。
特に下がりの技からのやりとりを入れる。
ターンして面技は,どこで入れようか。
そして相面-相懸かり。
気迫がさらに盛り上がる。
4時間の密度の濃い練習に,きちんとついてくるのはすごい。
いい練習ができると,生徒も満足・いい表情。

練習後,いくつかの仕事を。
授業の振り返りカードに,
「自分なら『反数』よりも,『減数』がいいと思う」
という記述を見つけにんまり。
数学を作る作業を,始めている姿勢がいい。
そして,何よりなるほどと思う。
そう言えば,マイナスという言葉は,英語ではあまり使われない。
負の数はnegative numberで,引き算はsubtractionのはず。
何だか不思議な話。
日本では,符号も演算もマイナスと言って通じてしまう。

帰宅後も,まだまだ練習イメージがふくらんでいく。
仕掛け技,応じ技のリズムをとらせる練習など,
いくつかの練習を思いつく。
本気になると,のめり込んでいく自分を止められない。
しかし,これではいけない。
どこかで時間の区切りをつけなくては。

2005年05月04日(水) 大蝶杯柔道大会
2004年05月04日(火) 子供とのトランプ


2006年05月04日(木)
目次