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■ 現場に裁量権を
早朝,県外の高校を見に行く生徒の見届けに静岡駅へ。 見学会とはいえ,合否に直接つながるもの。 いい顔をしていて,ホット安心。 よい出会いがあることを願う。
続いて,今度は専修学校推薦入試の出席確認。 迎える職員の姿勢が実に気持ちいい。 ちょっといいホテルやショップに行ったときのような応対。 見学に来た保護者たちは, ここに子供を学ばせようと思うことだろう。 振り返って,今の自分達はどうだろうか。 殿様商売をしてるのは,公立高校だけではない。
主催している「静岡算数数学教育メーリングリスト」を 新しいサイトに移行。 お世話になってきたドリームメールが間もなく閉鎖。 無料・広告なしで利用できただけに残念だが, 当然といえば当然か。 お互いに儲かるようにしないと続かない。 今回のフリーメールは,広告付き。 また一日に登録でいるのは30人までとのことで, 全員を一度で登録できないのも 商用に利用されないための方策か。
息子のサッカーの送り迎えの間に,父の墓参りをする。 父が今いたら,どんなことを言ってくれるのだろうか。 今ならいろいろと話せるだろうにと思う。
本屋で注文しておいた本を受け取る。 玉置先生推薦の「数学教育の挑戦」根元博著と 「予備校が教育を救う」丹羽健夫 予備校が・・・は一気に読んでしまう。 「事件は会議室で起きているんじゃない, 現場で起きているんだ」 というフレーズがぴったりか。 講師たちが,その時目の前にいる生徒たちにとって, いいと思ったことに挑戦して, 河合塾が成長していったことを物語っている。 現場に裁量権を与えるから,責任意識も生じる。 必要感から情勢分析もするだろう。
今の中学校教育は縛りが多すぎる。 雑務が多く,授業に関することに専念できない。 総合や選択だって, 最初は,学校や教師に裁量権を与え, 活性化させようというつもりで導入したものではないのか。 ところが気がつくと縛りが多く, あれはだめこれはだめと言い出すから, 言い訳をしながらこなしている時間になっている。 そもそもカリキュラムのある教科よりも, カリキュラムのない総合の時間が最も多いというのも, どう考えても間違っている。無理が生じるのは当たり前。 どうしてそんなことに委員会は気がつかないのか。 気がついても何もできないのか? また, 「昔は学校が教科の本質を扱い,塾がテクニックを教えていた。 それが今では逆転している」 というくだりも身につまされる。 昨今の流行の学習を追うと確かにその通りかも。 普通高校の先生は,これを読んでどう思うのだろうか。
2003年12月18日(木) 焦っては,いけないけれど・・・
2004年12月18日(土)
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