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■ 考える力を育てるには
授業はパズルから因数分解へ。 うずうずして, 自分の考えた意見を言いだしたくなる生徒のいるクラスでは, その生徒たちを指名して,授業はなかなか盛り上がる。 「何人かの生徒は自分で考え出すが,他の生徒は考えを聞くだけ」 というパターンを脱して, 多くの生徒が考えを出す展開にしたいと思うが,実際はどうだろうか。 何人かの生徒が発表すれば授業は盛り上がるが, それで,考える力を育てていると言えるのか? M先生からは,授業者の意図と生徒の思いとのズレを指摘される。
放課後,転入生と保護者が来校。 最初ははにかんで目をあわせられなかったが, 最後は握手して別れることができた。
「これは難しい」とM先生から私立高校の入試問題を渡される。 法則を見つけて20分ほどでなんとか解くが, もっと簡単な解法のパターンがあるのだろうか? 解ける生徒は,ごく一握りだろう。 でも,こんな問題を自力で解けるのなら, 「考える力がある生徒」と言えるのだろうか。
帰宅すると, 一昨年から約1年関わった数学関係の本の見本が届く。 全体的には,いい雰囲気の出来上がり。 自分の関係した部分は,かなり手を入れられていたが, アイディアの香りは残っていた感じ。 以前この仕事に携わったときは,跡形もない感じだったから, よしとすべきか。 「わかりやすく書く」ということが今の自分の課題のようだ。
2004年05月07日(金)
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