今日、スーパーのエスカレーターで。
見るからにサラリーマンな50代くらいの男性が、
二段ほど下に立っていたんです。
身長差と段差の関係が絶妙で、
男性のその後頭部は丁度、
大変まわし蹴りをしやすそうな位置にあったので、
私は大多数の人類が至極当然にそうするように、
おもむろにサンダルを脱ぎ、膝を上げたのです。
攻撃を仕掛けようとした刹那。
なんと、
敵手はぱっと背後の私の方を振り返りました!!
私の殺気を読み取りやがったのです!!
この反応……
何らかの拳法の達人に違いありません。
奴の何ということのない務め人の風体は敵の目を欺く巧妙なフェイク。
まさに能ある鷹は爪を隠す。
実にいい勝負でした。
|
|