GARTERGUNS’雑記帳

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お題066
2005年02月17日(木)

※今回、捏造設定が物凄い上にアドリアが可哀相な役回りなので注意※



066:666


邪竜族との大戦も、その後の魔族侵攻も、更にその後の幾つかの戦も、ずっと昔の英雄譚になろうとしている平和な時代。
嘗ての激情の代わりに底知れぬ叡智を瞳に秘め、華奢だった面に幾分精悍さを増したガルデンは、今や剣を執らず、戦いもせず、名も無き森の中の館にて、本と資料に囲まれ翻訳や書き物で生計を立てる生活を送っている。

彼の日常は波も無く山も無く、実に平坦で穏やか。
例え国や種族同士の小競り合いが起きようと、パフリシア王家から召喚を受け、意見を求められるまでは無関心・不干渉を貫いている。
彼が遥か昔は伝説に謳われる「リュー使い」であったという話を聞きつけ、是非にと教えを請いにやって来る戦士や魔法使いに対しても、それは同様。
ただ一言二言の助言と、年若く血気盛んな彼等でさえ震え上がる「深淵を思わせる一瞥」を与えるのみで、己が剣を、魔法を、そしてリューを見せようとはしないのであった。

力を見せぬ男に客は少ない。
偶にやってくる客は皆、彼の執筆を本にする係の者や、新鮮な牛乳などを届けに来る店屋の配達などばかりで、何ら彼の静かな日々を脅かすものではなかった。

しかし或る日、彼は突然に、全く好ましからざる女の訪問を受ける。

「久しぶりだな、ガルデン」
「……貴様は」

何時この館に侵入したのか。
書斎にて机に向かっていたガルデンが、背後からの女の声にぐるりと椅子を回して振り向けば、其処には嘗て、命の遣り取りをした邪竜族の女が立っていた。
名は確か―――――

「―――――アドリア」
「覚えていてくれるとは、光栄だな」

忍び笑いを漏らす女の姿はしかし、ガルデンの記憶にあるものとは大きく様変わりしていた。
黄金を刷いた褐色の肌はどす黒くくすみ、艶やかだった髪は干した藁の様に色彩を失い、誇らしげに突き出していた側頭部の鱗は欠けて不ぞろい。誇らしげに晒されていたしなやかな戦士の肢体は、ごわつきそうな黒いローブに覆われ所々いびつに歪んで見える。
そして何より、彼女から漂うその香。

「……玩ばれた屍の臭いがする」

どんな形であれ「生きている」ものが、決して身に纏ってはならない臭い。
それをまるで香水か何かの様に漂わせているアドリアは、「もう気付いたのか」とさも嬉しげに言った。
……これも嘗ての彼女とは違う、神経に障るざらついた笑み。
ガルデンは不快感も露に細い眉を寄せて、低く呟いた。

「ああ。嘗て私の傍に居た死霊術師の女と、全く同じ臭いをしているからな」
「ならば話は早い」

途端、女のローブの裾から「黒」が滲み出してきた。
それは瞬く間に床を覆い、壁を這い、天井を舐め、書棚や机、扉、積み上げられた本などを呑み込んだ。
バケツの中の水に流した墨の如く―――そんな良いものでは決してないであろうが、例えとしてはこれが一番近いであろう―――、書斎を塗り潰す「黒」。
その「黒」の持つ圧迫感たるや、心弱き人間ならばものの数秒とせぬ内に発狂し果てかねぬ、正に「圧倒的」なものであった。
が、ガルデンは、調度品の内「黒」の侵蝕を唯一免れた椅子に掛けたまま、身動ぎもせずに居る。

「おや、昔のお前ならば驚き惑いそうなものだが、これに悲鳴一つ上げぬとは大したものだ」

昔、とは初めて対戦した時の事を言っているのであろう。嘲笑を顔に貼り付けたまま誉めそやす彼女に、彼は淡々と応える。

「流石に歳を経たのでな、この程度の手品に感動するほどの感受性はもう持ち合わせていない」
「老けるというのは悲しいものだな」

その芝居がかった嘆息に合わせたのか、ゆらりとアドリアの周囲の「黒」が揺らめく……風に吹かれた緞帳の様に。

「そう、歳を経るのは悲しいものだ……周りのものが、時間という死神に抱かれてばたばたと死んでゆく」
「…………」

鈍色の意思を翠瞳の奥に秘めたまま、黙するガルデン。その沈黙こそを彼の返答と見たか、アドリアはがさついた声で続けた。

「お前は既に多くの者に置き去りにされただろう?私もだ。私も、もう数え切れない者達と死に別れた。
 ……魔剣立つ大地にも戻れず、この様な異郷で怨嗟の声を抱いて死んでいった彼等が哀れで哀れでならなくてな。だから私はメディット神に祈った。
 今一度彼等との逢瀬を、そして私と彼等の力で以って、今も尚生き続ける貴様に復讐を―――」

緞帳が呪いの言葉に煽られ捲れ上がる。捲れ上がった其処には、外の光や書斎の壁ではなく……

「―――下種が」

沈黙を破ったガルデンの苦々しい言葉に、アドリアは甲高い声で嬉しそうに笑った。

彼女の周囲に現れたのは、ぼろぼろの邪竜兵達。その殆どに見覚えが有る……嘗ての大戦でリュー使いに敗れ去った者ばかりだ。中には、アドリアにとって上官であった筈の者も含まれていた。

「死した魂を使役する魔術、外法たる死霊術か」

空間に走る禍々しい魔力を読み取り、ガルデンは呟く。

「敬っていた上官をも己の駒として使役するとは……力が有るモノなら何でも良いのか」
「そうとも、どうせ力の有無以外の点では全て同価値のモノなのだから」

彼等を哀れと言った舌の根も乾かぬ内に、彼女は断言してみせる。
……亡者としか言い様の無い邪竜兵の姿には、今の彼女同様、戦士としての誇りや気迫など微塵も無く……そもそも思考能力すらも持たせて貰ってはいないのか、表情も眼窩に宿る光も無い。
ただ、ガルデンという生命ある者への憎しみと嫉妬があるだけだ。

「『仲間』の亡霊を召還するとはな」
「違うな。これは『仲間』などという下らん存在ではないし、そもそも召還されたのは貴様の方だ」

空間内にざわざわと増えてゆく命無きもの。彼等を兵隊の様に従えて、彼女は言葉を続ける。

「この『黒』の空間は現世と幽世のあわい……恨みを抱き、消える事も出来ずに居る魂どもの群れる場所。
 ……貴様とあのニンジャのリュー使いによって死にかけた私は、あの時、半身をこの『黒』に浸され……
 そして『力』を得たのだ」
「『黒』を使役する力か?」

今度は正解だったらしい、彼女は得意げに頷いた。

「私のリュー使いへの憎しみは、『黒』の空間にとてもよく馴染んだ様だな。
 浸された『黒』の中で唯ひたすら貴様等を呪い、悪夢を見続けたお陰で、私は今や全ての亡者どもの主人だ。
 代償として随分長い時間を費やしてしまったが……
 それでもお前が此処にこうして生きていてくれたのは幸運だったよ、ガルデン。
 お前をこの『黒』の亡者どもの餌とする事だけが楽しみで、今まで生き長らえてきたのだから」

睦言の如き囁きに、ガルデンは尚も鋼の瞳を向けていたが。

「そうだ……折角だから、死んでいった貴様の『仲間』も見せてやろうか?」

―――ひくり、とガルデンの頬が微かに引き攣った。
それを見逃さず、畳み掛ける彼女。

「私が『黒』にたゆたっている間に、また大きな戦があったらしいな。詳しい事は知らんが、お前はその戦の果てに遂に剣を手にする事を止め、己のリューを封印したそうではないか。
 純血のアースティアのモノでもない癖に、下らぬ『情愛』に弱い貴様の事だ。どうせ『仲間』絡みで己の力を捨てるに至ったのだろう?
 何があった?
 守ると決めた者を守りきれなかったか?
 それとも守るべき者を斬ってしまったのか?
 もしくは『仲間』に裏切られたとか?
 ……剣を持たぬ騎士がどんな悲鳴をあげるか、どれほど無残な喰われ方をするか。
 そして『仲間』の亡霊に切り刻まれてどんな絶望を目に浮かべるか、観賞するのも悪くない」

実に楽しそうに言うアドリア。「仲間」こそがガルデンのアキレス腱であると、知っているが故の声音であった。
が。

「―――――黙れ」

低く重い、地を這う様な声に、彼女は笑みを凍らせた。

「妄執に取り憑かれ、生死を玩び、『黒』を垣間見た程度で下らん口上を垂れ流し……
 挙句、『彼等』を侮辱するのか」

声に篭もるは、深い怒り。
「黒」に墜ちたアドリアでさえ、未だ嘗て知り得ぬ赫怒。
その怒気に怯えたかの様に、「黒」が震え始める。

「いくさは繰り返さぬと、皇竜キルガインが友である聖騎士王に立てた誓いをも、貴様という愚者は踏み躙った。
 貴様はこの『世界』の理(ことわり)を犯したのだ。
 ……ならば私は今一度剣を執ろう、それが『彼等』との約束ゆえに……
 この世とあの世のあわいたる『黒』の中では、剣神ソーディンによる束縛も緩む。
 緩んだ鎖では、最早この力を抑える事は出来ぬ」

「黒」より濃い「闇」が、ゆらりと立ち上がったガルデンの言葉に応え、その足元に出来た「影」から滲み出してくる。
にわかには信じ難い光景に、アドリアは、己が何か大変なしくじりをしてしまったのだと気付いた。
そして「仲間」がガルデンにとって「アキレス腱」ではなく、「逆鱗」であった事にも―――
しかし、気付いた所でどうする事も出来なかった。

「アドリアよ、まずは良いものを見せてやろう」

軽口にさえ聞こえる声の調子だが、呼ばれた彼女には眉を顰める余裕すら無い。
つい先程までは隠者然としていた男が、狂気すら思わせる激情を目に浮かべ、闇色に染まった笑みを口元に刻むのを見てしまっては。

「闇よ、竜となりて亡者どもを喰い尽くせ」

あくまで悠然とした仕草でガルデンが手を差し伸べる、と同時に「黒」から闇色の竜のあぎとが次々と沸き出し、彼女の従えていた死霊達を喰らっていった。

「?!」

己が絶対の支配権を持つ筈のこの空間で起きた、有り得ない現象。
食い散らされ、無残に無残を重ねた姿で消えてゆく亡者達はしかし、どの顔も一様に死後の安息を取り戻していた。

「何故だ……何が起こった」
「この空間に於けるお前の支配力を、私の力が上回っただけの事だ」

望まぬ形で眠りを破られた邪竜の戦士達への手向けか、皇竜キルガインが嘗て使用したものと同じ召喚竜によって死者達を「葬った」ガルデンは、微かな自嘲を含む眼差しを向ける。

「半身を浸しただけで『黒』の支配者気取りとはな」
「黙れ!……貴様に判るか、『黒』に墜ちた時の絶望と苦痛が!!」
「判るとも。
 何しろ私は一度、半身どころか魂までも『黒』に墜ちて、完全に死んでいる」

彼が何でも無い事の様に言い放った一言は、恐慌状態のアドリアの心を一瞬、空っぽにした。
それ故に彼女は、これから起きる出来事を目の当たりにしてさえ、発狂する事を許されずに生き地獄を味わう事となった。

「それでは次に、貴様が執着し、愚弄した私の『力』をお見せしよう」

ず、と地響きの様なものが天も地も無い空間に走り、それを合図としたのか、アドリアの「黒」がガルデンの「闇」に塗り潰され始めた。
丁度書斎が「黒」に沈んだ時の様に。
その現象はガルデン自身にも及ぼされる。

「―――――」

壁に塗り込められるが如き圧迫感、真空に放り出されたかの様な孤立感を浴びながら、アドリアは彼を茫然と見やる。

ガルデンの肢体に闇の触手が巻きつき、簡素な衣類であったものを禍々しくも美しい鎧へと変質させてゆく。
と同時に、その皮膚には見た事も無い紋様と呪言が黒々と浮かび上がり、彼そのものをひとつの魔法回路へと造り変えてゆく。
そして、闇を凝らせた肩当とマントに零れ落ちる長くきらきらしい銀の髪に、飛竜とも妖鳥ともつかぬ翼飾りを帯びた、漆黒の兜が被せられる。
それはまるで、この世界の支配を約束された王のダイアデム。

これ在ってはならないものだ」

アドリアは込み上げる恐怖に喘ぎながら言った。

「剣聖界にも剣邪界にも顕現する事を許されない、禁忌の力だ」

正に目前に現われ出でた「力」を、半ば跪きながらアドリアはそう断じる。
彼女が、いかに亡者と成り果てようとその本質は「現世(こちらがわ)」の生物であるが故に。

「しかし、此処は剣聖界でも剣邪界でもない

アドリアが無意識の内に放った「彼の存在を禁じる言葉」を、彼は一瞬で破棄した。
そして言葉を重ねる―――――

ゆえに誰もこの力を止められぬ。
 剣神ソーディンでさえも竜神メディットでさえも、此処が彼等の『庭』でない限り。
 『神殺し』の存在は、世界の矛盾を創る罪には問われない

ガルデンの掲げた手から黒い光がごうごうと噴き出し、それに照らされた空間は尚一層闇を深める。
光はやがて一振りの異形の得物となった。槍とも剣ともつかぬ……唯々「いくさの道具」で在る、その柄に嵌め込まれた翠の石の輝きが、彼の足元の「影」を長く長く後ろへと伸ばす。

強大と言うのも馬鹿らしい、甚大と言っても未だ足りない。
正に「これより大なるは莫(な)し」―――莫大、と言うのでやっと足る。
それが彼の持つ力。力としか表現し得ぬ純然たる力。
そんなモノを、まるで呼気の様に至極自然に当然に放ちながら、彼はそれが当たり前の様に立って居る。

「これだけの力がありながら―――――」

アドリアは我知らず叫んでいた。

「―――何故、どうして、貴様は剣を捨て森に篭もって、それを隠し続ける」
「貴様が先程言ったではないか、剣聖界にも剣邪界にも顕現する事を許されないと」

今や何の効力も無い縛言を唇に乗せ、ガルデンは薄く笑う。

「私は先のいくさで、この力を得た。
 大事なひとを護る力が欲しい、その為ならこの身などどうなったとしても構わない、と願い祈った末に、『現世の者が踏み込んではならない領域』に踏み込んでしまった。誰もが持つ平凡な願いであったというのにな。
 ――そう、己の力を位置付ける階級『魔法騎士(ルーンナイト)』を超えてしまったのだ」
「―――――」

「魔法騎士」はマスタークラス、マスタークラスとは「こちらがわ」で居られる最後のクラス。
それを超えたという事は。

「……神によって創られながら、神をも超え得る力を持った為、神によってその存在を縛られる階級……アーククラス……
 ……『魔法戦士』の頂点にしてなれの果て、原点にして異端のアーククラス……
 ―――――『魔人騎士(プラズマロード)』」

ガルデンの背後へと伸びていた影が、封印されていた階級を呼ばれた事でか突如膨れ上がり、実体化し、真闇の騎士の乗騎として、彼と同じ世界に顕現した。

その姿、その力、その神性、その禁忌。

生命無き「空間」が、ソレを己が身の内に孕んだ恐怖に悶え、悲鳴を上げて身を捩った。
ソレと彼の存在を認める「空間」ですら堪えられなかった絶叫を、どうして「こちらがわ」の女が噛み殺せたり出来るだろう。

「――――――――――」

喉から血をしぶかせてまで耳を聾せんばかりの声を上げ、「禁忌」の顕現を見てしまった目を掻き毟ろうとも、脳裏に灼き付いたモノを消せはせぬ。

「神の世界で神を超える者、世界の大いなる矛盾である『禁忌』。
 その姿を認めてしまった者は、稀有な例外を除き、現世にも幽世にもゆく事を許されぬ。
 そして貴様は、無論『稀有な例外』ではない」

騎士が断じた瞬間、女は一つ大きくのたうったのを最後に、石化したかの如くその動きを止めた。
されど悲痛な叫びは絶える事無く迸り、顔を伝う血も固まる気配無く流れ続ける。

「貴様からは『禁忌』を変質させる権利も剥奪する。
 『禁忌』について忘却を図る事も、想像を巡らせる事も、誉めそやす事も否定する事も許されぬ。
 ゆえに貴様は、今、この瞬間から、永遠永劫前にも後にも横にも上にも下にも進む事が出来ない」

朗々と響く声は重く、絶対であった。
彼とソレが、やはり悠然と手を差し伸べ、中空に己が名を書く。
GとSで始まり、NとUで終わるサインを以って、彼は「断罪」を締めくくる。

「貴様の罪は生死の理を犯し、剣聖界と剣邪界の誓いを踏み躙り、そして私の友を侮辱した事だ。
 私の『禁忌ではなかった時代』を知る、二度と還らない者たちを……
 ……アドリアよ、貴様は其処に縫い止められ、訪れる事の無い夜明けを待つが良い」

宣告。発効。彼等の存在を支えきれず、瓦解する世界。









「黒」も「闇」も消えた後の世界は、それらに塗り潰される前と何ら変わらぬ、彼の書斎のままであった。
されど、どれだけ「現世でも幽世でも無い世界でだから」としたところで、「禁忌」を現してしまった事は「世界」に対し若干の影響を及ぼしてしまった様だ。
……平たく言えば、積んでおいた本が崩れて床に散らばり、割れた窓ガラスから吹き込んだ風が、その古びたページをぱらぱらとなぶっていた。

「…………」

頭痛を覚え、ガルデンは深々と溜息をつき、椅子の背もたれに身を預けた。
耳を澄ませば、慌しく廊下を走ってくる足音。
恐らく、普段静かな部屋からの突然の大騒音が呼んだものであろう。
足音の主は、彼が「禁忌」を犯してまでも護りたかった者であるが故に……「稀有な例外」であるが故に、彼に対して何の遠慮も無く、その疑問と怒り、そして心配をぶつけてくるだろう。
世界がどうにかなってしまう力を以ってしても、その真っ直ぐな視線と言葉を受け止められるかどうか。

「……機嫌を治せる様なものが、残っていれば良いのだが」

崩れた本と割れたガラスはそのままに、ガルデンは机の引き出しを探り始めた。
甘い飴の一つでも出てこないかと祈るが、そんな都合の良い事が起こる筈も無い。
いよいよドアの前まで迫った足音に観念し、椅子をぐるりとそちらに向ける。
荒々しく開けられた扉、無言のまま向けられる大きな瞳の強さに早くも気圧されてガルデンは、部屋の惨状を見ない様に天井を仰ぎ、また溜息を一つついた。

―――アドリアや死者、禁忌や神などというものより、私は彼女が恐ろしい。




―――――


「文字書きさんに100のお題」配布元:Project SIGN[ef]F

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「666」だし、此処は一つおどろおどろしい話でも書くか、と思って書いてみましたら、何だかえらい事になってしまいました。
アーククラスやら魔人騎士やら、伊東氏の設定資料集からキュンとときめく単語や設定を拾ってお話を書いてみただけなのに。
すまないアドリアたん。恨みがある訳じゃないんだ。
ガルデンに因縁がある敵キャラで、何とか生き残って復讐してきそうなのって、イドロと貴女くらいしか居ないから。(イドロは敵役として話に出すと、ガルデンとのしがらみが強すぎて、ただでさえ訳の判らない大風呂敷話が更にややこしくなってしまうので無理でした)

掲示板のお返事はまた後ほど……!
(あ!企画はやる気満々ですよ!殺す気と書いてコロスケですよ!!)<電波発射



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