GARTERGUNS’雑記帳

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憎い!ライオンが憎い!/プリメ2日記
2004年11月17日(水)

食べられもしないドーナツを2千円分買ってホクホクと手に入れたポンデライオンのスケジュール帳(2005年度版)に、一番最初に刻み込むのが「入稿 締め切り 20時」であるという現実。
自分を逃げるな!こんばんは、TALK-Gです。
さて、ようやっと復活したメインPCでごちゃごちゃしたハードディスクの内部を見ておりましたらば、おかしなテキスト文章が出て参りました。
「プリンセスメーカー2」という育成シミュレーションゲームのプレイ雑記の様で、色々書き付けてあります。
折角なので(貧乏性)、今回はそれを此処に載っけてみようかと。

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プリンセスメーカー2プレイ日記
〜私、覇王様になりたい!〜

はじめに、「プリンセスメーカー2」とは……
救国の勇者(プレイヤー)がある星の輝く夜、天から預かった娘。
彼女を八年間の間大事に育て、様々な技能を伸ばし、経験を積ませて愛でに愛でつつ、最後にはどんな職に就いたりお嫁さんになったりするのかドキドキしながら見守る、世界一の親馬鹿ゲーム。
プリンセスメーカーには1、2、3など様々なシリーズがあり、様々な層から支持を受けている。

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さて。
プリンセスメーカー2win版(プリメ2)を購入した私、早速娘を育てんとインストールしてゲーム起動。
私が遊んでいたPC98版とは違って、娘のグラフィックが描き直されていたり、娘に声がついていたり(CVは笠原弘子さん)。素晴らしい。実に素晴らしい。
PC98版の娘も良かったがwin版の娘の立ち絵の豊かさもまた魅力!などほくそえみつつ、娘の名前、父親の名前、誕生日、血液型等の基本ステータスを決める最初のシーンへ。
ここはやはり可愛い娘であるわけだし、あまつさえ天界の子という稀有な娘であるわけですから、キュートかつ気品溢れる名前が良いですね!思わずキュンときてグッとなる様なそんな可愛らしい名前に!!



命名:ガルデン・ガラハード



親馬鹿以前の馬鹿ですか?

いや、でも、しかし、初回プレイはやはり当サイトらしく、この名前でいこうじゃないか!!名に恥じぬ、強く気高く美しい娘に育てて見せる!イドロの気分になって!!
因みに「ガラハード」の元ネタは、知る人ぞ知るOVA版リュー世界においてラーサー達と共にウォームガルデスと戦った勇者の一人です。ハイエルフ(かも知れない)魔法剣士。
この人(エルフ?)、絶対ガルデンと関係あると思っているんですが如何でしょうか。
PCゲームのラーサーレジェンドに出てきたりするんでしょうか?


さて、名前をつけ、初期パラメータも確認した所でプレイ開始。
昔このゲームに嵌まりに嵌まっていた時には、娘の能力やら容姿やらの磨き方のコツをバッチリ掴んでいたのですが、当時使っていたPC9821を4年前に処分して以来、このゲームはとんとやっていなかったわけで。
勘を取り戻すまでには少々時間が掛かりましたが、それでも暫くプレイしているうちにそれなりに娘を育てる事が出来るようになりました。
で、娘を育てていると色々とアドバイスをしてきたり、報告やら何やらをしてきたりという、補佐と言うか説明役というかまあゲーム上では「執事」なのですが、そんなキャラがこのゲームには居まして。
名前はキューブ。こやつ、「魔族の若者」(設定より)の割りに礼儀正しく、しかもいちいち的確かつ耳に痛いツッコミをしてくるのです。
例えば、武器防具を着けず武者修行(モンスター退治やイベントで、各種能力や戦闘・魔法評価などを磨く)に放り出そうとすると

「いいんですか?武器も防具も装備しないで」

ある一定の年齢になっても社交評価などを上げずにいると、

「旦那様は、お嬢様を社交界に出すつもりはないんですか?」

猛暑イベント発生の際にうっかり「夏服」というアイテムを買い損ねていると

「服くらい買ってあげればいいのに・・・ケチだなあ」

挙句、高いお給金と「色気」パラメータが日に3ポイントUPするというボーナスにつられて「夜の殿堂」(お仕事内容:淫靡なショウと華麗な美女の密着サービス)で働せようとすると……


「その様なお仕事は、お嬢様にふさわしくないかと・・・(凄く嫌そうな顔)」




お前の名前、今日からシュテルな。


……まあ、そんなこんなで家出&非行(折角育てた能力やらがガックリと下がる)防止の為に「モラル」と「信仰」を上げたり、
「芸術祭」なるイベントの賞金目当てに「感受性」と「芸術性」を上げたり(芸術祭は芸術の授業などで描いた絵の得点を競うコンクールで、この2値が高いと得点の高い絵が描ける)、
芸術祭優勝で金に余裕が出来てからは、生活の為に働くというのをやめてひたすら武者修行に出し、魔王に「色気」を上げてもらったり(勿論「因業[罪深さ]」が上がる)、
シュテルの制止も振り切り「夜の殿堂」で更に色気に磨きをかけたり、
ちょっと色気を磨きすぎて「街へ行く」コマンドのたびにスケベオヤジやナンパ野郎に声を掛けられたり
すかさずお節介シュテルに「なんだか、お嬢様の心がすさんできているような・・・」と嫌な顔をされたり、
ガルデンと言えば忘れてはならない「気品」も上げたり、
色気が十分上がったらダンスパーティなるイベントで優勝を狙ったり、
優勝を狙いすぎて他の参加者より得点が一桁違うという結果を残したり。
もはや美においてガルデンに敵うもの無し。

ちなみに、上記の魔王に色気を上げて貰うイベント「魔王と酒盛り」に遭遇するには、武者修行で「西部砂漠地帯」という場所に行かねばならないのですが。
そのイベント発生地帯までの通り道に、「竜の遺跡」という場所がありまして。
此処には金持ちな老ドラゴンが、溜め込んだ財宝と一緒に楽隠居を決め込んでいるのです。
で、この老ドラゴンは「若くて色っぽいおなごが大好き」らしく、不意打ちでガルデンの顔を舐めるという狼藉を働いた挙句「龍のレオタード」なるアイテム(装備すると色気と魔法防御力がUP。勿論娘のグラフィックも色っぽく変化)と色気の数値×1Gのお小遣いをくれやがりました。
その後も会いに行くたびにお小遣いをくれたりセクハラ発言を繰り返したり、やりたい放題してくれます。
その狼藉ぶりに、密かにこの老ドラゴンを「ホワイトドラゴン」と命名。



さてさて、そんなこんなで過ごすうちに娘の18歳の誕生日。
8年間の忙しくも楽しい生活を終え、エンディングを迎える運命の日です。
このガルデンはどんな風な職に就くのかしらん、とイドロ宜しく思っておりましたら。
……おや、お城から遣いの者が馬車で来て、娘を乗せていきました。
行き着く先は王様の御前。
王様は娘を「国中の男がお前に恋をしている」など誉めそやします。
王のお墨付きも頂き、最早美の覇王と言って間違いなし。(ビューティーコロシアム!)
……で、王様の話を聞いていましたらば、

……え?「余も一人の男としてお前が誰かのものになるのが我慢できん」?

……「老い先短い老人の頼みを聞いてくれ」?

………………。


ガルデン様は王の寵姫となりました。


高い気品と色気と社交評価で究極の玉の輿をゲット。エンディング内で語られる後日譚によれば、王宮の人々は「ガルデン様の美しさは、この世のものとも思えぬ」と噂しあったそうです。
最初に娘をプレイヤーに預けた守護星(この娘の場合はビーナス)からお褒めの言葉も頂き、ガルデンはこの後も素晴らしい働きをし、幸せに暮らしたそうで、まずはめでたし。

この国を「パフリシア王国」か「邪竜皇国」、王を「アデュー」か「キルガイン」にして考えるとちょっと笑えます。(当サイト的には)
しかし「王の寵姫」で「素晴らしい働き」って。



<おまけ>
上の娘は、魔王との酒盛りなどで上げた「因業」を全て落としてからエンディングに臨んだわけですが。
これを落とさず、罪深いまま、少々戦士評価も上げてやって運命の日を迎えるとどうなるか。



エンディング:SM女王



良かったね、シュテル。



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