GARTERGUNS’雑記帳

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タイトルは覇王列伝リューロードとかそんなので良いや
2004年07月11日(日)

アデューが何らかの選挙に立候補したとしたら、無闇に社会的地位のある仲間達が票集めに奔走するんだろう。
社会的地位の無い者は対立候補者潰しに暗躍するんだろう。
そもそも選挙権が無い者(住所不定戸籍無しと言うか素敵な宇宙船アースティア号の正式な乗組員であるかどうかすら疑わしいあいつ)は応援している人が不利になったと見るや、開票所を雷で焼き尽くすに違いない。
こんばんは、TALK-Gです。
今朝投票しに行ったら「こんなに早くから起きて、ちゃんと(投票に)来て偉いわね」と近所の奥様に褒められました。
起きてません。エロ漫画描いてて完徹してしまっただけです。
そんな事は言えなかった。(意気地なし!)


漫画版でガルデンとパティが出会ったら素晴らしいと思いました。
大戦から100年後、平和なパフリシア王国の王子と王女がいつもの様に、臣下の目を盗んで城下町に遊びにくる。
其処に現れる魔物。と言うかドゥーム。
奴はどうやらパフリシア王国に有る強いリューを狙っている様だ。
圧倒的な破壊力に王子王女は大ピンチ。
其処に現れる謎の男。
背に古びた業物っぽい槍を背負った彼は、何故かその得物を使う事無く、しかも生身でドゥームを倒す。
パフリシアの人々からヒーロー扱いの男。
その強さに惚れた王女パティが彼の押しかけ弟子となり、王子アレクは姉の暴走を放っておく事も出来ずついていく事になる。
その男が嘗て世界を滅ぼしかけた闇の騎士であるとも知らず。

「その男」というのは無論ガルデンな訳ですが。
多分なんかこう、大戦の際に負った傷の所為で100年間眠りについていたとか、目覚めてみたらシュテルが今にも死にそうになっていたとか、これは不味いから何とかする方法を見つけなきゃと(たくましく生き残っていたイドロ他一族の者たちに見送られて)旅立ったとか、階級転移は解けていて君主の精霊石も封印されているとか、ガルデンはその封印された(ビジュアル的に鎖や錠で雁字搦め)槍を背負って歩いているとか、勿論それは実戦では使えないとか、普段使っているのは魔剣ヨグ・ソードとムチであるとか、シュテルも当然使えないので大物相手でも生身か、もしくは適当なドゥームに乗って(敵のをギって)戦うとか、そんな経緯をパティは全く知らないと言うか「あの」パフリシアに伝わる歴史の中で燦然と輝く悪名たるガルデンである事にすら気付いていないとか、恋は盲目だとか、何かそんな感じのお話。

最後はパティinマジドーラとガルデンinロードシュテルが「崩魔雷刃」ならぬ「招魔雷槍」とかの合体技で敵のボス(サイズL)を倒して終わり。
アレクは主に解説役。

―――――

嘗て敵の大将が陣取っていた場所。
凄まじい力の爪痕がくっきりと残る大地を指し、ガルデンは満足げに言った。
「これが私の望む力でなくて何であろう。
 そしてその力を生み出したのが……他でも無い、パティとの合体技だったのだ」
感慨深げに頷き、腕を組んで、ガルデンは続ける。
「一体何がどうして、このような力を生み出すのかは判らん。が……
 唯一つ確かなのは、あれがパティとの合体技だったからこそ凄まじい威力を発揮した、という事だ」
その背後で頬を染め、照れ隠しにアレクをボカボカ叩いている彼女には気付かないまま、小さく笑う。
「面白いものだ。人間の中に、全てから忌避された一族の長と同調する者が居るとはな。
 ましてあいつはパフリシア王国第一王女……嘗てこの私と滅ぼし合った小僧と姫君の血を引いているのだ。
 全く、剣神だか邪竜神だかの悪戯心にも困ったものよ」
「………嘗てガルデン様が敗れたものと同じでありながら、全く異なる力………
『世界を否定する力』でございますね……」
「うん?」
「いえ………」
肝心な所で乙女心に鈍感な主と、純粋で真っ直ぐで暴走しがちな少女の間にある力。
闇と呪いの嫡子「ガルデン一族の長」と、光と希望に育まれた「パフリシア王国王女」の間にある愛。
これまでの剣聖界の歴史の中では有り得なかったもの。
それこそが、「これまでの世界を否定する力」ではないだろうか。

―――――

何かこんな感じでモノローグ突入。
お話を考えると、いきなり最終回を書きたくなります。
前ふりも何も無しで、盛り上がってるシーンを思いのままに書き殴って「第26話!!緊迫のクライマックス!!」とか勝手に言ってみたり。




私はスパンの長い話を書くのには向いていない。とても向いていない。



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