GARTERGUNS’雑記帳

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道を踏み外してもう随分経つ
2004年04月28日(水)

気が付けば1万HITの大台を超えておりました……!
有り難う御座います。来て下さるお客様のお陰で御座います。
こんなアレなガルデン偏愛サイトですが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。


さて、此処数日、家の引越しの準備でごたごたしているのですが。
あれは面倒なものですね。
何と言っても掃除が大変。
不肖私、整理整頓が苦手な人間でして。
雑誌やCD、資料の束にネタ帳、過去にノートに書いた小説や漫画、絵等々が、手の届く範囲内にごちゃごちゃと積んであるのですよ。
これらをまず要るもの要らないものに分けるのに一苦労。
出来るだけ荷物を減らそうと、要らなくなったものの他に、後で買い直す事が出来るものなども処分する方向で整理を進めていたのですが。

自分の書いたものの処分がね。

紙というのは案外重くてかさばるものでして、しかも中身が中身だからほいほいと気軽に捨てられない。
捨てられないと言うのは愛着がどうこうというのではなくて(それも有りますが)、こんな鉛筆書きのエロ小説やエロ絵、エロ漫画を人目に触れるかも知れない場所に投棄して良いのかという呵責によるもので。

と、言うのも、最近、捨てられたものを漁る人(特に子供)が近所に増えてですね。
市販のエロ漫画や雑誌などなら、捨てたのを見られたとしてもおませな少年少女たちの甘酸っぱいメモリーになるだけで別に何という事も無いのですが。
(いや、ビザールマガジン(SM専門雑誌)は古紙回収業者が引き取りに来る直前に出す様にしたりはしましたが。
こんな事で近所の自治会議にかけられたくは無い。)

で、そういった市販のものなら兎も角、自分で書いた(しかも7〜8年以上前の今よりヘタレな)ものを一般の方に見られるというのはちょっとハズいと。
いや、心配しすぎなんだろうとは思いますが。
それでもこう、括って捨ててあったのが紐を解かれ、資源ゴミ回収場に散らばって風に吹かれている己のエロ原稿とかを想像してしまうと。

なので、シュレッダーにかけられる奴はガッツリかけて、かけられないものは墓まで持っていく覚悟で「その他」とだけ書かれた段ボール箱に詰め込んだのですが。

しかし振り返って見るに、よくもまあこれだけ書いたものだと。
ネットやイベントという発表の場を得るより遥か以前、僅かな同じシュミの友人に見せたり自分の楽しみの為だけに書いたりしていたあれやこれの山、山、山。
リューナイト以前に書いていたものは既に過去に処分したにも拘らず、尚溢れて散らばる黒鉛で汚れた紙の束。
燃えや萌えと言うのは、かくも無茶な事を一介の若造にさせるのかと。

そう。

パッフィーとガルデンのハッピーエンドには辿り付けずに終わるラブストーリーだとか。

アデューとガルデンのガルデンが死亡したり生き返ったりするラブストーリーだとか。

バカ殿ガルデンが花のお江戸で大暴れ!可愛い子は皆私のもの的ラブストーリーだとか。

カッツェとガルデンが一日ママとパパに?!ほのぼのほろ苦ラブストーリーだとか。

ゴーストライターガルデンとその編集者グラチェスの他者から隔絶された世界のラブストーリーだとか。

新米主婦ガルデンとカリスマ主婦グラチェスと米屋サルトビと陶芸の先生ヒッテルのW不倫ラブストーリーだとか。

無茶なガルデンモテモテ願望は昔から強かった様です。
その中でもアデューとガルデンのカップリングがどさっと多かったのですが。
(アデュガル8、ガルアデュ2くらいの割合で)

で、まあぱらぱらと読み直したりもしていたんですが、案外普通の話ばかりだなと。
エロもシチュエーションも王道(新婚・記憶喪失・子供を預かるetc.)ばかりで、今の様なアレさ加減は見当たらないなと。
そう思っていたのですが。
ぱらりと捲ったノートの一冊に


ホワイトドラゴンに「お前は今まで悪い事をしてきたが、これからは償いとしてその強すぎる力を封印して世の為人の為になる事をしなさい」と脳改造諭されたガルデンが、最終回参照のあのキラキラな瞳を更に輝かせて「それでは私は剣を捨て、人に尽くす仕事に従事する事にする」とソープランドの泡姫になってしまって、で、単純でラリラリ状態な上に洒落にならない色気と美貌を持ち合わせてしまっていた彼はやがて「色町の覇王」と呼ばれるまでに風俗のテクニックと名声を極めてしまい、其処に突如リューと剣を捨て行方不明になっていたガルデンを探して、程よく成長したアデューがやってくる


というライトタッチ変態ラブコメディが……




私の頭がおかしいのは昔からだった様です。




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