温泉地では欠かせない食べ物とは何か。 1.温泉饅頭 2.温泉卵 3.温泉水(飲用) 答えは貴方の心の中に。こんばんは、TALK-Gです。 まずは本日の更新。 TOP絵変更。「イーズ温泉にて」 イーズ温泉は砂漠の中の温泉の筈ですが、何故か雪景色(そうか?)。 ――――― 今日はTVで食玩やフィギュア、プラモなどに関する番組を見ておりました。 細かくて、本物そっくりで、大迫力の、工夫を凝らした小さな世界。 物凄い面白かったです。 一緒に見ていた母親は私の狂奔っぷりを見て、「もし9千万ぽんと手に入ったら、あんたはそれを握り締めて、『こ、この黒いの(シュテルの事)のリアルなフィギュア作ってください!!』ってこういう所(KAIYODOとか)に駆け込むんやろね」と言っていました。 「うん、中沢氏の描いた完璧版邪竜形態の全箇所可動・完全塗装済みでお願いしますって土下座するよ」としか答え様がなかったのですが、それよりも「9千万」という中途半端な設定が気になりました。 ――――― 「ごめんディナルグ、いつものチェックお願いするよ」 「ああ」 「なーんか、此処の動きが鈍くなってきて」 「これはそろそろパーツ交換が必要だが……この型のパーツはもうスペアが無かったのではないか」 「え、そうなのか」 「何しろ古いものだからな……現役で稼動している『リュー』の中では、最古のものだろう」 「そうなんだ……俺、ずっとこいつと一緒に旅してきたから、何かそんな『トクベツなモノ』っていう意識が無くて……どっちかって言ったら友達、みたいな」 「…………」 「あはは、意思の無い機械に、そんな感情持つのも可笑しいかな……」 「いや、……私は良いと思う。 博物館に飾られているよりも、こうやって愛されて、主の傍に有る方が、リューは幸せだと思う……」 「……珍しいな、ディナルグが仕事以外の事を言うの」 「………」 「あ、ど、何処行くんだよ。怒ったのか?」 「……こいつのパーツの代わりになるものが無いか、倉庫を検めて来る」 「オス。此処のオーナーは?」 「あ、今、俺のリュー見てくれてる」 「いつもの工場か?」 「いや、工房の方。修理に使うパーツがもう製造されてないからって、似た様なパーツに手を加えて、造ってくれてる」 「何だ、あんだけ『手を加えたくない』って言ってたお前が、性能アップのスペシャルメニューかよ」 「違う、本当に普通の修理」 「はあ。フツーの修理に其処まで手間掛けてんのか……相変わらずだな、此処も。 そんなんで本当に経営巧くいってるのかよ」 「さあ……。請求された代金も、基本の整備料金と正規のパーツ代だけだしな」 「リューの事が好きじゃなきゃ、こんな仕事出来ないぜ」 「国ももっと、こういう職人さんを保護するべきだよな。 リューそのものの需要は増えてるし、リペアショップも増えてるけど…… 此処まで凄い知識と腕前持ってる修理屋さんはそうそう居ないもんな」 「オーナーももっと、宣伝打てば良いのによ」 「注文が増えたら、一騎一騎にかける時間が減ってしまうから嫌なんだって言ってたけど」 「本当に商売っ気ねえよなあ。手間ばっかり掛けて、金もよく取らないでよ。 このまんまじゃおまんまの食い上げだぜ」 「ま、昼飯はお前んとこの孤児院がそうやって毎日持ってくるから、大丈夫なんじゃないかな」 「うーるせ。余りもん持ってきてるだけだっつうの」 「……これで大丈夫な筈だが」 「うん。乗ってみても全然違和感なし!……あ、剣まで綺麗になってる!!」 「ついでだ。研磨しておいた」 「すげえ、新品みたいだ!!」 「オーナーさんよ、これは追加料金貰った方が良いんじゃねえの」 「いや、それ程大した手間ではなかったし……」 「でも、悪いよ」 「構わない。……剣を大切に使っている者へのサービスだ」 「あーあー、いつか潰れるぜ、此処」 「なんて事言うんだよ!……ディナルグ、有難う。これからも大切に使うよ」 「ああ……」 「それじゃあ、最後に、騎検証にサイン」 「ああ」 「此処の、騎検担当者の所ね」 「判っている」 『DENULG』 「それと、このリューの名前」 『ZEPHYR』 「このリューの名前はお前が着けたのかよ?」 「ううん。何かこう、ぽっと心に浮かんだんだ。 不思議なんだぜ、このリューを初めて見たディナルグも、俺が何も言わないうちから『ゼファー』って呼んだんだ」 「リューの声が絶え、ヒトがそれを忘れる時代になろうと…… あれの主はまったく昔のままだな。フフ」
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