GARTERGUNS’雑記帳

TALK-G【MAILHOME

フライングクリスマス小話
2003年11月14日(金)

今日は駅前で、スーツ姿でメロンパンを焼いている男性を見かけました。
こんばんは、TALK-Gです。

しかし冷えますね。
もうすっかり冬です。
「土曜日遊園地一年経ったらハネムーン」だの「私をね失ったらね貴方の人生終わりだよ」だの、脅迫状めいたラヴソングが街中に響く時期です。
響くと言えば、昨日行ったデパートでは、早くもクリスマスソングが各階売り場に響いておりました。

―――――

「なあガルデン」
「何だ、アデュー」
「もうすぐクリスマスだな」
「そうだな」
「お前、何か欲しいもの無いのか?」
「欲しいもの……?」
「クリスマスイブの日には、欲しいものを書いた手紙を靴下に忍ばせて、枕元に置いておくもんだろ」
「子供じゃあるまいし」
「まあ、サンタさんにおねだりっていうのはアレだけどさ。
 何か欲しいもの無いのか?願い事とか。
 ちょっとくらいなら、俺が叶えてみせるぜ」
「欲しいもの……願い事……」
「……ええと、あんまり高いものとかは勘弁してくれよ」
「判っている。
 ……そうだな、折角だから、お前にしか頼めない、お前にしか叶える事の出来ない願い事をしたいのだが」
「お、俺だけにだって?
 任せろ!ガルデンにそうまで言われたなら、何をしてでも叶えて見せるぜ!」
「そう難しい事ではないのだ」
「まあまあ、とにかく言ってみろって!
 ガルデンの願い事って何だ?」

「クリスマスの日、一日だけで良い。
 私の前に姿を現さないでくれ」

―――――

以下次号。




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