今日は駅前で、スーツ姿でメロンパンを焼いている男性を見かけました。 こんばんは、TALK-Gです。 しかし冷えますね。 もうすっかり冬です。 「土曜日遊園地一年経ったらハネムーン」だの「私をね失ったらね貴方の人生終わりだよ」だの、脅迫状めいたラヴソングが街中に響く時期です。 響くと言えば、昨日行ったデパートでは、早くもクリスマスソングが各階売り場に響いておりました。 ――――― 「なあガルデン」 「何だ、アデュー」 「もうすぐクリスマスだな」 「そうだな」 「お前、何か欲しいもの無いのか?」 「欲しいもの……?」 「クリスマスイブの日には、欲しいものを書いた手紙を靴下に忍ばせて、枕元に置いておくもんだろ」 「子供じゃあるまいし」 「まあ、サンタさんにおねだりっていうのはアレだけどさ。 何か欲しいもの無いのか?願い事とか。 ちょっとくらいなら、俺が叶えてみせるぜ」 「欲しいもの……願い事……」 「……ええと、あんまり高いものとかは勘弁してくれよ」 「判っている。 ……そうだな、折角だから、お前にしか頼めない、お前にしか叶える事の出来ない願い事をしたいのだが」 「お、俺だけにだって? 任せろ!ガルデンにそうまで言われたなら、何をしてでも叶えて見せるぜ!」 「そう難しい事ではないのだ」 「まあまあ、とにかく言ってみろって! ガルデンの願い事って何だ?」 「クリスマスの日、一日だけで良い。 私の前に姿を現さないでくれ」 ――――― 以下次号。
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