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■ 調停日記…第一回
2003年09月04日(木)
平成十五年九月四日木曜日、午前十時より、505号調停室。
男性調停員1人、女性調停員1人。
離婚は性格の不一致であった事。 離婚の際に、子供の親権、養育でもめたが、長引かせたくなくて調停はしなかった事。 親権さえ渡せば、離婚届にハンを押すと言われたし、父親が親権を持つ事により、父親としての自覚と責任を持てるのであれば、母親は監護権さえあればいいと考えて親権を父親に渡した事。 しかし、父親としての義務を果たさない事が多いので、親権者の変更を申し立てた事。 キチンと父親として義務を果たすのであれば、親権は父親にあっても構わないが、今後も勝手に養育費を止めたり、勝手に減額をするような事があると困るので、キチンと調書に残したい事。 再婚の予定もあるので、親権を渡してくれた場合には、養育費の減額にも応じる事。(払わないと言っても構わない) 養育費が、子供を育てる上で必要な費用であるという事を理解するべきだという事。 親権者であろうがなかろうが、子供達の父親である事には変わらないという事を理解しているのか?という事。 子供が会いたがった時には、父親らしい態度で面接に臨む事。
申立て人である、私の言い分を30分位話して申立て人控え室に戻る。 調停員の2人は色々質問してきたが、私が話した事には全て納得した様子だった。
30分後位にもう一度呼ばれる。 元旦那の言い分は。
仕事もしていない人に親権は渡せないと言ったらしい。
私は、
離婚の時に、下の子が幼稚園を出るまでは家にいてあげたいという申し出に対して、元旦那がそうしてくれと言った事、その為に必要な分の額をバックアップすると約束した事、養育費を勝手に減額してきておいて、その言い分はおかしいのでは?と話した。 養育費の振り込みが止まった時に、養育費はもう払わなくてもいいから、親権を渡してくれとお願いしたけど、養育費払わない!親権渡さない!と父親としての義務を放棄したとしか考えられない態度を取った事も話した。 今恋人と暮らしている事も知っているから、生活力のある人と暮らしているからという理由で、勝手に減額した事について、養育費の意味をわかっていないのでは?と思うと話した。
その事について、
彼が再婚するつもりはないと言っているのに、親権は渡せない!と言ったらしい。
は?と思ったが、 彼は元旦那に再婚するつもりはないなんて言ってないと思う。 きっと、話をした時点では、まだ何も決まってないと話したんだと思う。と話した。
調停員の人に、そこのところどうなんですか?と聞かれたので、
この調停が終わったら、親権がこちらに渡っても渡らなくても、再婚する予定です。と話した。 そして、子供と彼との関係についても、学校の先生や幼稚園の先生とも相談しながら、よい関係を築いていっていますし、子供達の精神面もとても安定している。と話した。
子供との面接について元旦那は、
子供達には会いたいけれど、自分だけが寂しい思いをしているという気持ちが大きすぎて、(奥さんに逃げられて、子供を奪われて、信頼できると思っていたやつに裏切られて…と言っていたらしい)楽しく会う事が出来ないと言っていたそうだ。
私がそれを聞いて、呆れた顔をしているのを察したのか、調停員の人が、
奥様とあなたは離婚して他人になったのだから、子供との事とは切り離して考えなければいけないのですよと話したんですよ。と言っていた。 それについてはわかっているが…と言っていたらしい。
確認なのですが、再婚されたら、養育費を減額してくれだとか、もう払わないと言ってくるかもしれないですが、それについてはどう考えてますか?と聞かれたので、
親権を主張している以上は、私が再婚しようが、しまいが、親権者の義務として、今までと同じ額を(最初に決めた、減額前の額)養育費として払ってもらうつもり。 親権を渡してくれるのであれば、養育費は父親の意思にまかせる。と話した。
それから、 元旦那の両親との面会についてはどう考えていますか? と聞かれたので、
全然構いません。子供達が望む事であれば。と話した。ホントはいやだけどさ。
また元旦那の方と話をしますので、もう少し待ってて下さいと言われる。
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ〜、自分が家裁で話し合いたいと言い始めたくせに、何を主張したいのかわからん。
また30分後。 だいぶ元旦那の方も態度を崩してきたらしい。 調停員の人が、 奥様の方が、再婚をキチンと約束するのであれば、親権を渡すのですか? それとも、再婚が決まってからにするのですか?と聞いたらしい。 その聞き方ってさ、どっちにしろ、親権は私の方にくるって事じゃないの??と感じたのである。
元旦那は、
再婚してからとなると、子供達の名前が父親と違う事になったりしてかわいそうかもしれない、それでいじめの対象になるかもしれない…と言っていたそうだ。 (゜〜゜)ふぅぅぅんそんな風に考えるんだ。へぇ〜。
調停員の人に、再婚されたら、子供達の名前はどうするのですか?と聞かれたので、 親権がもらえるのであれば、養子縁組するし、もらえないのであれば、そのまま家族が違う名前のまま結婚して、そのまま家族として暮らすし、そんなに名前が重要だとは考えていない。と話した。
元旦那には、次までの宿題として、 子供達の幸せを一番に考えればどうする事が一番なのか… という事を考えてきてくださいと伝えました。 あなたは、今の彼との新しい生活設計をキチンと話せるようにしてきて下さい。と言われた。
あのぅ、私の方は全て決まっているんですが…って言ったら、
あなたのその前向きな姿勢が、元のご主人に戸惑いを与えているそうですよ。って言われちったよ(笑) 元の奥さんばっかりがどんどん幸せに向かっていて、自分だけが…って気分になるらしいです。だって。 情けないよな。
こんな感じであっという間に一回目の調停は終わってしまった。 急いで結論を出すよりも、重要な事なので、じっくり話し合いましょう!と言われて、そうですね、よろしくお願いします。と頭を下げてきた。
次回は十月二十一日火曜日です。
2003年09月04日(木)
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