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■ John Zorn and Bill Laswell present Tokyo Rotation
9/22(水)〜26(日)に新宿ピットインで『John Zorn and Bill Laswell present Tokyo Rotation』が行われた。 このうち、9/22(水)のジョン・ゾーン(sax)/ビル・ラズウェル(b)/吉田達也(ds)というPain Killer名義による公演の1stセットと、9/26(日)のジョン・ゾーン(sax)/ビル・ラズウェル(b)/山木秀夫(ds)による公演の1stセットを観に行った。
9/22&26の両日のライヴとも、拳を握りしめ、しっかと対峙する必要のあるハードコアなフリー・インプロヴィゼーションの嵐。総じて納得のいくものではあったが、22日は突き抜け方がやや足りない部分を感じた一方、26日はジョン・ゾーン(sax)/ビル・ラズウェル(b)/山木秀夫(ds)の3人での演奏が、最初にやった即興演奏による1曲しかなかったのが残念。私が観た今回の2つのショウのなかで、最も両腕に力の入ってしまった演奏であるだけに、この面子でもう1曲聴きたかった。『John Zorn and Bill Laswell present Tokyo Rotation』は、この手のインプロ系音楽を、今後も必要とし続けるであろう自分を再確認させられるものでもあった。
22日の1stセットは、約35分の即興演奏とアンコールでの約7分の即興演奏。ゲストはなし。約42分のライヴ。客席には音楽評論家の村井康司氏の姿もあった。 26日の1stセットは、最初にジョン・ゾーン(sax)/ビル・ラズウェル(b)/山木秀夫(ds)で1曲演奏し、後の3曲は、ミジンコ研究家としても知られる坂田明(sax)、近藤等則 (tp)、LOSALIOSの中村達也(ds)、DJ Sahib a.k.a.Yamaのゲスト4人が参加しての即興演奏。約55分のライヴ。2002年12月の新宿ピットインにおけるジョン・ゾーン/ビル・ラズウェル/山木秀夫のライヴ(1stショウ)で聴けた、ゲストの坂田明によるとぼけた味のある歌は今回はなかった。
なお、『John Zorn and Bill Laswell present Tokyo Rotation』の目玉でもあったピート・コージー(g)は、「一身上の理由により来日が急遽不可能」となってしまった。
2004年09月26日(日)
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