その当時は「原理は統一教会だから気をつけろ」というのはよく言われていた。が、親鸞会なんてほとんどの学生は知らなかっただろう。今もほとんどは知られていないかもしれない。その親鸞会が名前を隠して名乗っていたサークルが「アルタ」だった。なので、学生たちは「アルタというのは、妙な宗教系のサークル」というぐらいの認識だったと思う。
私も数回ほどノコノコと講演会のようなものを聴きに行っていた。講演会なんかはおもしろかった。しかし、そのアルタは新入生を楽しませるためか、宗教色を消すためか、毎週末にはボーリング大会とかを企画していて、そちらの方が苦痛だったので、ゴールデンウィーク前にはアルタから離れてしまった。ボーリングなんて小学生のとき以来、やったことがないので、恥をかくだけだと思って、ボーリング大会は一度も参加していない。
ゴールデンウィークは神鍋高原で合宿をすることになっていた。その合宿も「行きます」と言いながら、その前にやめていた。入会金3000円は払っていて、ゴールデンウィーク後に「入会金を返すのでちょっと会いましょう」という電話があった。それも結局受け取りに行っていない。まあ20年ちかく昔の話だけど…。
で、そのサークルが親鸞会だと気がついたのは、大学院に入ってからだったかな。インターネットが使えるようになってから、いろいろ調べてようやく親鸞会の学生サークルだとわかった。今は消滅しているので、真相は確かめようがないのだが。
やめてからも、そのアルタというサークルの先輩たちとはキャンパス内で会うので、しばらくは気まずい思いをした。しかし、先輩たちはその後もけっこうフレンドリーに接してくれた。「やめちゃったの?」とか「元気にしてる?」とか。こういうフレンドリーさも新興宗教の学生サークルにありがち。
新興宗教だからやめたとか、カルトだからやめたというわけではない。その当時は難しいことを話し合ってるグループというぐらいの印象しかもっていなかった。めんどくさくなったからやめただけ。
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