今朝放映のテレビ朝日モーニングバードから・・・『頭痛・肩こり・腰痛・お腹の張り…その原因は“噛み続け癖”にあり?』 「頭痛」「肩こり」「腰痛」などでお悩みの方は少なくありませんが、そうした体の不調は「噛み続け癖」が原因で起こる場合もあるのだそうです。その詳細について、レポーターの石原良純さんがR歯科医師を訪ずれたのだそう。R歯科医師よると、私たちの上下の歯が接触している時間は「1日20分程度」なのだそうです。接触するのは基本的に「ご飯を食べている時のみ」で、その他の時間は「上下の歯の間に1〜2mmの隙間ができている」のが正しい状態だといいます。ところが、「日本人の4人に1人は上下の歯が当たっている時間が極めて長い」そうで、俗に「噛み続け癖」、正式には「歯列接触癖」と呼ばれているのだそうです。「“噛み続け癖”を持つ人は、口を閉じる筋肉が常にオンの状態にある」と、R歯科医師は指摘します。「口を閉じる筋肉」と「口を開ける筋肉」のバランスが保たれているのが理想的なのですが、“噛み続け癖”がある方の場合は「口を閉じる筋肉のみが鍛えられてしまい、やがて疲弊してしまう」というのです。そうした「筋肉のアンバランス状態」は、筋膜を伝わって肩やこめかみの筋肉をも緊張させてしまい、その結果、「頭痛や肩こり、腰痛などの不調を招くことに繋がる」とR歯科医師は警鐘を鳴らしているという。“噛み続け癖”の弊害はそれだけではないといいます。「上下の歯が触れあうことが多いと、通常よりも多量の唾液を分泌させてしまい、それを飲み込む際、より多くの空気も一緒に飲み込むことになる。その結果、膨満感(お腹の張り)が生じたり、ゲップやオナラの回数が増えたりもする」のだそうです。 『“噛み続け癖”の発生原因と、その痕跡の確認方法』体長不調の要因となり得る“噛み続け癖”は、何が原因で起こるのでしょう?R歯科医師は「必要な時以外には口を閉じ、あまり歯を見せない”という日本独特の生活風習が関係しているのでないか」と推測しているそうです。また、「ストレスを感じたり、何かに集中することが多いと、体を緊張状態にする“交感神経”が活性化し、上下の歯が触れあう機会が多くなる」とも指摘されています。R歯科医師が、これまでの診察を通じて知った「“噛み続け癖”を持つ方の傾向」としては、(1)笑う機会が少ない(2)普段の会話が少ない(3)怒りっぽい性格である(4)神経質である(5)寝不足気味である等々があるそうです。(1)と(2)については「口を開く筋肉があまり使われておらず、口を閉じる(噛む)筋肉ばかりが鍛えられているから」だといいます。(3)〜(4)については「体を緊張させる“交感神経”が活性化される機会が多い」ことを意味しているそうです。「緊張によって、上下の歯が触れ合う状態が起こりやすくなる」のだといいます。R歯科医師は、「噛み続け癖のある方の口の中には“動かぬ証拠”が残されている」とおっしゃいます。その1つは「歯が削れていること」で、これは歯科医が見ればすぐに分かるそうです。そして、もう1つは「頬の内側や、舌の周縁部に“歯型”が残っていること」なのだそうです。頬の歯型というのは「頬の肉を巻き込みながらギュッと噛む」際に付くのだといいます。一方、舌の歯型のほうは「噛まれ続けることによって、ベロの周りがギザギザ状態になってしまう」のだそうです。頬や舌の“痕跡”の有無については、一度ご自身で鏡を使って確認してみると良いそうです。 『“噛み続け癖”にも有効な治療装置と、自宅で行える改善法』チェックの結果、自分にも“噛み続け癖”があると分かった場合、一体どうすればいいのでしょうか?R歯科医師のクリニックでは、“噛み続け癖”が重症化して筋肉のバランスが極度に悪化している患者さんには「マイオモニター」という装置を使った治療を行っているそうです。それは、「口を閉じる筋肉と肩に電極を貼り、筋肉の奥にある神経に電気刺激を加える」という仕組みなのだそうです。その結果、「頬の血流が改善し、緊張していた筋肉がほぐれていく」のだといいます。R歯科医師は、自宅で簡単にできる“噛み続け癖”の改善方法を考案し、指導しているそうです。それは「きれいトレーニング(口を開ける筋肉を鍛えるレッスン)」と「ほっぺたストレッチ(口を閉じる筋肉をほぐすレッスン)」の2つで、「崩れてしまっている“口の開閉に使う筋肉のバランス”を整えてゆく」ものだそうです。どちらも「上下の歯が触れないよう意識しながら行う」のがポイントで、「上下の歯を離す癖をつける」のが目的なのだといいます。つまり、“噛み続け癖”を“離し癖”によって改善していく、というわけです。R歯科医師に、問いたいと思う。本当にTCHが腰痛の原因になるのかと。噛んでいることが心地よいと感じてしまうような人の場合は、行動療法じゃないと無理な気がするのだが・・・