予防審美  
小林歯科クリニック  
 
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】

2014年01月27日(月) 口腔リハビリに注目−1

ある意味、1月14日の続きです♪

産経新聞によると・・・

「ほんの少しでも口から食べたい」「もう一度、口から食べたい」。
胃に管で直接栄養を送る「胃ろう」に疑問の声が高まっているという。
年齢や疾患によって食べる機能には差があるが、再び口から食べるようにしたり、胃ろうにせずに済んだりする取り組みが注目されているとのこと。

東京都小金井市にある日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックは一昨年10月に開設された。
歯科医で院長の菊谷武・日本歯科大教授らは「口から食べる」治療を外来と訪問で行う。
患者は開設後1年で約1500人に上った。

          乳酸菌飲料を飲む要介護の女性を診察する菊谷院長 ↓

診察ではまず、患者の「かむ」「飲み込む」機能を評価する。
そのうえで食べ物について、
▽どんな形状が適切か
▽どの程度の栄養が必要か
▽どんな姿勢で食べさせるか−
などをアドバイスする。
1人暮らしの患者には機能以外の要素も考慮する。
「スーパーで魚の煮付けを買うなら、ムツなど脂ののった魚が食べやすい。生活に合う食品や入手方法がある」と言う。

この日は、東京都三鷹市に住む要介護4の女性(93)宅を訪れた。
家族は食事量の激減を訴えた。
「すぐに『要らない』ってしぐさをして・・・。昨日の朝はペーストがゆと卵豆腐、昼はデイサービスで半量。夜はおじやを3分の2。食欲が落ちたら、いつもうとうとするようになって・・・」

菊谷院長は女性が乳酸菌飲料を飲む音を聴診器で聞き、「ああ、でも、飲めてますね。むせてもいないし」。
そのうえで患者の様子を見ながら、「日々のことなので、まずは水分を取ることが大事です」と指摘。
女性が取れそうな介護食や栄養剤、その入手場所もアドバイスした。

訪問先は個人宅だけではない。
高齢者施設や医療機関では、栄養士や医療職、介護職らに食べ物の形状、食べさせ方、リハビリ方法もアドバイスする。
クリニックが在宅患者に口腔リハビリを行う意義について、菊谷院長は「患者さんが病院や施設などに移っても、僕らが訪問することで継続的に口腔リハビリを続けられるし、施設や病院スタッフと連携してもいい。地域包括ケアの実現にもなる」。
実際に胃ろうが取れたり、施設との連携で肺炎による入院が激減するケースもあるという。

この日は昼食時間帯を見計らって、調布市の有料老人ホームに要介護4の男性(79)を訪れた。
男性は脳梗塞後のまひがあり、車椅子の生活。菊谷院長は食べる様子を見ながら、「みそ汁のトロミが薄すぎる。3口食べて3口ともむせてるね」と指摘した。

「体重が落ちた」との家族の訴えに対策として、
(1)脂質などの多い食事で栄養効率を上げる
(2)市販の高カロリー・高タンパク食を利用する
(3)おやつを補充して回数を増やす−を挙げ、
「ミキサー食は用量が増えるので、ボリュームの割にエネルギーや栄養分が落ちる。完食しているなら栄養剤をゼリー化したり、ゼリー状の食品をおやつ代わりに足すかですね」と助言。
患者が食品を飲み込む様子を嚥下内視鏡検査(VE)でヘルパーにも見せながら、「誤嚥寸前なので、おかゆをもう少し、もったりさせた方がいいですね」と、声を掛けた。

そのうえで、飲み込む力を上げるリハビリの実施を確認。
「体重が減っている時期はリハビリの効果が出ない。プロテインパウダーなどを食事に足すと栄養状態が良くなり、筋力アップの効果も上がる」とアドバイスした。

だが、口腔リハビリの認知度はまだ低い。
患者が肺炎を繰り返し、病院で「胃ろうにしましょう」と言われてから声が掛かることが多い。

「もう少し早く介入していれば低栄養にも肺炎にもならずに済んだのに、というケースは多い。むせた、体重が減ったという段階でアドバイスできれば、(胃ろうへの)坂道を転げ落ちずに済む。栄養状態が良くなると筋力も上がり、筋力が上がると食べられるようになる。食べる興味がわくと、外出しようかなと思う。食べる力を取り戻すことは、(改善への)きっかけづくりにもなる」と話しているという。

明日に続きます♪


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