予防と審美 |
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小林歯科クリニック |
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とんかつまい泉の並び
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1994〜 小林歯科クリニック
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
2010年08月06日(金) |
抜歯器具 歯鍵(しけん) |
“日本歯科大学新潟生命歯学部・医の博物館、展示品ギャラリーから”・・・ 第23回目の今日は、「抜歯器具 歯鍵(しけん)」です。
笑気ガスやエーテル麻酔による無痛抜歯は、1840年代にアメリカの歯科医ウェルズやモートンたちによって開発された。
未だ麻酔法が確立しない19世紀の半ばまでは、いかに手早く歯を抜き、処置するかがポイントとなった。 鍵を開けるのと同じ要領で、爪の部分を臼歯に引っ掛け、テコの原理でひねって抜くことから、Tooth-key=歯鍵(しけん)と呼ばれた。 爪の部分は歯の大きさなどに合わせて取りかえられたり、柄の部分に支点を2カ所設けたものなど、さまざまな形が考案された。
イギリスやアメリカでは、1850年代から現在のような抜歯鉗子が使われるようになるが、1823年にオランダ商館医として長崎に来航したドイツ人医師シーボルト携行の外科器具の中に、この「歯鍵」もあったという。 また幕末の安政6年(1859)刊行された杉生方策『内服同功二編』では「臂鉤(ひこう)」の名で、その図版と用法が紹介されている。
明治初期の翻訳医書(森鼻宗次訳:独徠氏外科新説、明治7年)でも、「杻匙(ちゅうし)」の名称で抜歯器具として紹介された。 同書の抜歯の項では、“Extraction of the Teeth”の原文に「抽歯術」の訳語をあて、「エキスラクション、オブ、ゼ、テース」とカナをふっている。
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