昔の話 - 2002年05月04日(土) メールの整理をしていたら、元彼へ送ったメールが送信済みのファイルから出てきた。 元彼とは「ポスペ」のお友達募集のHPで知り合った。 元彼のお姉さんがそのHPを教えて、私が募集していたところにメールをくれた。 1年半ぐらいメール交換をして、初めて逢った。 元彼の仕事はフランス料理のコックさん。 夕方から仕事が始まって、夜中まで。 私とは全く逆の生活サイクル。 「一緒に食事に行きませんか?」 そう誘われて、初めて逢った。 コックさんのお友達っていなかったし、知らない世界の人と知り合うのも楽しいのではないかと思った。 一緒に食事に行って、すごく緊張していたのを覚えている。 それでも楽しかった。 ちょうど、私の誕生日が終わったばっかりだったから、お誕生日のお祝いをしてくれた・・・ような気がする(笑) 2回目も一緒に食事に行った。 すし屋に行く予定が、色々あって変更。 イタリアンを食べに行ったっけ。 その日の帰りに車の中で「付き合いたい」っていわれてキスをした。 彼もいなかったし、好きな人もいなかったから、すぐにOKした。 片想いと失恋の繰り返し、金銭の貸し借り、恋愛運あんまり良くなかったっていうか、私に男を見る眼がなかったから、変な男にひっかかってたんだよね。 だから「付き合いたい」って真剣に言われた時、すごく嬉しかった。 「私にもやっと幸せになる順番がきたんだ」 そう思った。 最初のうちは、毎週会ってくれたけど、仕事の関係で2週間に1回しか逢えなくなって、段々と一緒に過ごす時間が少なくなっていっても、私は幸せだった。 どうしても、元彼のことを失いたくないって思っていた。 元彼への気持ちが大きくなって、言葉を選ぶ余りに、言いたい事が言えなくなって、会話が少なくなっていった。 これじゃいけないって思い始めていた矢先に、彼に別れ話を切り出された。 バレンタインにチョコとプレゼントを渡した、その2日後にメールで『別れよう』。 私は納得いかなくて、自分の悪いところ全部直すから、別れたくない。 来週のお休みの日に逢ってきちんと話したい。 そう思って、メールを彼にした。 電話でもそう伝えた。 だけど彼は、逢わずに済ませようとしていた。 結局は逢って話をした。 この日記のどこかにも何度か書いたんだけど、彼にその時言われた言葉は、未だに忘れられないでいる。 その時の話し合いで、メールはしてきてもいい。 もう少し様子を見る。 って事になってたけど、それ以来、彼と逢う事はなかったし、話す事も無かった。 メールもしたけど、返事なんてなかった。 判っていた事だけど、どうしても彼のことを忘れる事が出来なくて、ご飯も喉に通らないし、眠れないって日々が続いた。 別れ話を切り出される直前から別れ話をした後までの、彼に送ったメールが出てきた。 読み返して、思い出して悲しくなってしまった。 別れ話を切り出された後なんて、バカみたいに必死になってる。 やり直す事は出来ないって、心のどこかでわかっていたのにね。 今の私は元彼に対して、好きって感情は全く残っていない。 それは、彼に逢ったからじゃなくて、時間が経ったから。 元彼のことはどちらかと言うと『嫌い』だ。 きっと、今、会ったら「グー」で殴ると思う(笑) 知り合いの人に彼に言われた事を話したら「それは男の優しさだ」って言ってた。 別れるために、きっときつい事を言ったのだろうって。 でもね、やっぱり言葉は選んで欲しかった。 あの言葉に私は大きく傷ついたし、立ち直る事が出来なかった。
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