まぁちゃんのこと - 2002年04月30日(火) 今日の日記は、私の個人的な考えがテンコモリです。 気分を害された方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。 朝、9時半。 友達から電話がかかってきた。 名前を見ると「まぁちゃん」からだった。 この「まぁちゃん」、中学1年生の時からのお友達で、ずっと仲良し。 数年前に彼女が結婚してからは、疎遠になっちゃったけど。 彼女は何かトラブルがあると、私に電話をかけてくる。 だから、彼女からの電話はいつもドキドキ。 「また、何かあったのか・・・」 って心配になっちゃう。 今住んでいる近所にお友達もいないみたいで、悩み事を話せる人がいないらしい。 旦那さんは、運送業なので忙しくてほとんど家にいない。 たまの休みも不定期だから、どこかにお出かけってことは無いみたい。 「まぁちゃん」からの電話で一番大きなトラブルだったのは、「まぁちゃん夫妻」の間に子供が出来ない事。 周囲からは「まだ?」といつも聞かれ、お姑さんからは半分責められているような状態だったらしい。 「まぁちゃん」は悩んだ挙句、自分に原因があるのでは??と思い(お姑さんは、彼女の方に原因があるような言い方をした)、旦那さんと一緒に産婦人科に検査に行った。 で、二人で検査を受けたわけ。 結果は・・・ 「まぁちゃん」には原因ナシ。 原因は旦那さんにあった。 旦那さんは「精子」が作れない体だったのだ。 SEXをして「精液」は出るけれど、その中身は「無精子」。 この結果を聞いて、二人はとても落ち込んで、お姑さんは何も言わなくなったという。 「まぁちゃん」は子供が欲しい。 だけど、二人の間で作る事は出来ない。 知り合いや友達から「子供が産まれました」「結婚しました」の葉書を見るたびに落ち込んで、半分ノイローゼ状態になった。 「もうどうしていいのか判らない」 そう言って、彼女は私に電話をかけてきた。 一通り話を聞いた私は彼女にこう言った。 「旦那と腹を割って話しなさい。まぁちゃんが思ってること全部話して、旦那にもきちんと思ってること話してもらって、二人で嫌って言うほどとことん話し合いしなさい」 子供が出来ないと判ったときに、二人の間では「養子」をもらう話が出たらしい。 でも、旦那の方は自分に原因があるからと引け目になっていたらしくて、 「お前(まぁちゃん)がそうしたいなら、すればいい」 それは違うと思う。 確かに、旦那さんの気持ちもわかる。 でもさ、二人の問題で、もしも「養子」をもらうとなるなら、二人で育てていかなければならないのだよ?? 「父親」と「母親」になるのだから、二人に責任が生じるわけでしょ? 『養子縁組はしたけれど、やっぱり育てられないから止めます。』 なんて事できないんだよ? だったら、その件に関しては二人でとことん話し合うべきではないの? お姑さんからも「もらうならイトコの子供を」って言ってきたらしい。 それも違うと思うのね・・・ それは、二人が決める事であって、お姑さんが口を出す事じゃないと思うの。 この問題は、まぁちゃん夫妻が二人で乗り越えなくちゃいけない問題。 だから、誰も口は出しちゃいけない。 相談されたらアドバイスしてあげたいけれど、私は結婚してないから「二人できちんと話し合いなさい」というのが精一杯。 あまりにも、悩んでいたので、私は彼女に「心療内科」に行く事を勧めた。 全く知らない第3者に話を聞いてもらうことが彼女の解決になるのでは?と思ったから。 それに、専門家医ならきちんと対処をしてくれるはず。 その後、彼女は「心療内科」でセラピーを受けて、何とかなったみたい。 この件に関わって、その話を他の友人にしたところ、こんな答えが返ってきた。 「うちの旦那がね言ってたんだけど『どんな事情があるか判らないから、迂闊に子供はまだなの?なんて訊いちゃいけないんだよな。俺、反省するよ』って言ってた。」 友達の旦那さんが昔からの女友達に「子供はまだなの?」って聞いたら、寂しそうに「実は不妊症なの」って打ち明けられたそうだ。 それ以来、結婚している友達に「子供はまだ?」って聞くのを止めているって。 そうだよね、いろんな事情があるもんね。 私の周りにも、子供が欲しくても出来ない夫婦が沢山いる。 勤めていた会社に沢山いた。 3回流産して、もう諦めていたけど、やっと出来たって人もいた。 結婚して、子供を授かって・・・ だけど、授かれない人もいる。 まぁちゃんは「だいぶ、吹っ切れるようになったけど、完璧にじゃない」 だけど、私には何もしてあげられない。 話を聞いてあげることしか出来ない。 それでもいいなら、いつでも電話してきてね。 でもね、今日みたいな電話はご勘弁。
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