TOM's Diary
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JR中央線 中央本線ではなく中央線 東京駅を起点に神田、御茶ノ水、四谷、新宿と都心部を通り抜け、 さらに東京多摩地区をまっすぐ西に立川まで向かう。 立川を過ぎると一旦、南に下って八王子を経て高尾から大月へ抜ける。
関東のJR線の代表的な路線は千葉、さいたま、横浜など 大きな街から東京駅や新宿駅をかすめて別の大きな街へ向かう 路線がほとんどだ。例えば総武線や京浜東北線や埼京線などだ。 いわば東京のヒゲのように伸びていく。
中央線は東京の真中を2分するように伸びていく。 山手線が頭蓋骨なら中央線は背骨のような存在だ。
しかしこの中央線、なぜか車両が古臭い。 埼京線にせよ、京浜東北線にせよ、総武線にせよ、スタイリッシュな ステンレス車両が導入されている。車両に乗り込むとドアの上の液晶 パネルに最新ニュースや次の停車駅の情報、さらにどちら側のドアが 開くかなど、さまざまな情報が提供されている。 シートも少し硬めで座りごこちがよく、空調も適度な効き具合で快適だ。
対して中央線はなぜか色あせたようなオレンジ色の鋼鉄製車両(たぶん)。 夏は冷房が効きすぎて寒く、冬は足元が暑く、いや熱くなるほどの強力 な暖房と、冷たいすきま風。 朝は目的の駅で降りようと思っても、あまりの混雑に出口まで行けないので ないかと不安になるほど混むし、チカンに間違われないように手を回りから 見えるように高い位置にあげようにもあまりの混雑に上げることすら出来ない。 車内放送は聞き取りづらいのに、次の停車駅の情報は広告収入を優先させて 一部のドアの上にしか貼りだされていない。 人身事故が多く、一時期は毎日のように遅延していたこともある。
まず、車両の色。 もっと明るい色に出来ないのだろうか? 確かにオレンジ色は遭難したときに救助を待つ時に使われるほど 目立つ色であるが、いかんせん中央線のオレンジはくすんでいる。 ついつい飛び込みたくなる気持ちも判らなくは無い。 一時、人身事故を減らすためにホームの床を明るいタイル張りにしたり 照明の配置を換えて、自殺を思いとどまらせるような改良をしたようだが 車両自体の色も変えたほうが良いように思う。
そして、車両の編成ももっと増やせないだろうか?あるいは、山手線に 併結されている座席を折りたたむことで乗車定員を増やせる車両を採用 出来ないだろうか? 混雑緩和には運航本数を増やすことが一番だが、現状でも時刻表は いっぱいいっぱいであり、これ以上本数は増やせそうにない。 通勤時間帯は特急電車にも遠慮してもらっているほどだ。 混雑の緩和には現在の10両編成を12両もしくは14両編成へと 増やすのがよい。もちろんホームも延長しなくてはならないので なかなか難しいと思うので、せめて車輌そのもの乗車定員を増やして もらいたい。 八王子付近には新たな宅地開発もされており、混雑緩和は早急に行うべき 課題だと思う。 また、現在中央線の高架工事が行われているが、これの完成も急いでもらいたい。 これにより複々線化の完成が一番の混雑緩和につながると思う。 また、複々線化による快速線の速達化も可能となるので、利便性もはるかに 向上すると思われる。
現状はとてもこんな電車で通勤できないと、今は車で通勤しているが、 混雑緩和と速達化が達成されたら電車通勤も良いのではないかと思っている。 もちろん、人身事故による遅延も減らしてもらわねばならないが。
そんなことを思っていたのだが、勤務先の事務所の移転が決まりそうだ。 そうなると中央線自体使わないで済んでしまう・・・ 良いことなのやら、悪いことなのやら・・・
ところで、数年前までは反対方向から通勤していたため、こんなに快適な 電車はないと思っていた。なにしろ反対方向はみごとに空いているのだ。
当時は始発の東京駅から中央線に乗っていたので必ず座れたし、帰りも 吉祥寺で少し時間を潰して通勤時間帯をずらせば必ず座れた。 しかも途中には新宿や東京と行った繁華街があるので、買い物やデートにも 都合が良かった。多少の遅延も座っていられるので大して苦にならない。
ちょっと向きを変えるだけでこれだけ印象が変わる路線も珍しいのでは ないだろうか?典型的な通勤路線と言うことなのだろう。
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