TOM's Diary
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今日、7月20日はアポロ11号に乗った宇宙飛行士たちが、 人類初の月面着陸を果たした日である。35年前のことだ。
アポロ計画はその後1972年末まで続けられ、それ以降人類が 月面に立ったことはない。
理由はいろいろあるのだろう。 しかし、当時の勢いで宇宙開発をしていれば、今ごろ人類は 月面で暮らしていたかもしれない。 もしそうなっていたら我々の生活はどうなっていただろうか? 今ごろ、月への出張が当たり前になっていたかもしれない。 う〜む、国内の出張でさえ面倒なのに、それはちょっと困るなぁ・・・
いま、アメリカでは大規模な宇宙計画が持ち上がっている。 その中には火星へ人類を送り込む計画もある。 民間が独自に宇宙船を開発する動きもある。
出張は困るが、宇宙旅行が当たり前にできるような時代が 来たら喜んで宇宙旅行に行って見たい。 火星の観光名所はいったいどんな感じなのだろう? 火星饅頭や、火星キーホルダーなんかが売られていて 酔っ払った観光客が騒いでいたりするのだろうか? 旗をもったツアコンのあとをぞろぞろをついていき、 記念写真を撮ったらそそくさと観光バス(もちろん火星仕様) に戻り、ハードスケジュールをこなしたら、一番のお楽しみ ホテルでの宴会が待っていたりするのだろうか?
う〜む、発想が貧困すぎるのか、これではせっかくの宇宙旅行も 行きたくなくなってきてしまった。
やはり、滞在型火星リゾートの方がよい。 火星につくとすぐにリゾートホテルにチェックイン。 窓からそとを眺めると、雄大な火星の大地が広がる。 やはり来てよかった。 さっそく水着に着替えて日光浴をしようとすると、 注意書きが目に入る。「強烈な宇宙線により皮膚がんに なる恐れがあるので、肌の露出はしないでください」 やむを得ず、ホテル内の人工プールで、人工太陽の 日光浴をする。 よっぱらったおっさんが大イビキをかいている場所を 避けて、いい場所を見つけると、目の前でカップルが イチャイチャしている。その向こうでは下心見え見えで ナンパしている、ニーチャンが目障りだ。放し飼いの 子供たちが投げたボールが突然頭に当たる。 屋台から美味そうな焼きそばのにおいが漂ってくる。 値段を見ると、5000火星ドル・・・あきらかに 観光地値段で、高すぎて買えない。しかもレトルトを 暖めただけのようだ・・・ よく見るとビールの空き缶だのスナック菓子の空き袋 などが散乱していて、まるで夏の終わりの海水浴場の ようだ。
・・・やはり高い金を払って宇宙旅行などするものではない。 この夏も、近場の海で海水浴あたりが無難なようだ。
私が生きている内にそんな話ができるような時代が 来るのだろうか?
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