10月ももうすぐ終わる。 そして、気づけば、21世紀、2001年も10ヶ月が経とうとしている。
…秋。 8月の終わりに、何となく風に湿気がなくなって、9月、風が少し冷たくなった。 そして、朝晩、何となく過ごしやすくなって10月、日に日に風が爽やかに、「涼しく」というより、「冷たく」なった。
そして日に日に風は強くなる。 日中の風は、爽やかで気持ちがいい。 空もすんで爽やかに晴れ上がり、しかも時折見えるすじの雲が、綿のようできれいだ。 それを強調する風は、好きだ。 両手を広げ、全身で風を浴びる、ということをしてみたりする。 けれど、日が落ちた後の風は、それまでとは違い、肌を刺すような感じを受ける。 寒い。 としか言えなくなる。 もうすぐ冬。
…マフラーの用意をしなくてはならないと思う、今日この頃。
----------------------------------------- 空を見る。 夏のあの、少しにごった感じとは違い、もし自分が飛べるなら、どこまでも行きそうな、吸い込まれるような空。 雲は、夏の、あの上ってみたくなるようなものではなく、まとってみたくなるような、ふわふわという形容も出来ないくらい、薄い。 空気の匂いも、どこか、違う。 くさいきれの匂いは消えて、枯葉の匂いが混じり、また、更に、どこか爽やかなものを含んでいる。
…でも、物悲しく感じるのは、どうしてだろう… 今年は、マフラーを自作している。
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