Leaflets of the Rikyu Rat
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茹だるような暑さに眼を覚ませば十二時。(就寝時刻は午前五時) 大学へ赴き掻揚げの乗った冷たい饂飩を食む。 図書館で本屋における応対マニュアルを作成しようとノートを取りだ…… 無い。家に置いて来たらしい。「出来ること」が無くなり雑誌コーナーにて 「新潮」2006年2月号を手に取り席へ戻り、芥川賞候補にノミネートされた 中原昌也「点滅……」を読む。人間を・物体を観察し想いを馳せ考える彼の 文章は心地良かった。しかし「小説なんて書きたくないんだ」と書くに至って の筆の踊り様は凄まじく稚拙な文句の応酬、まさに「文字を埋めるため」の 行動を体現しており笑えた。こちらのページを捲るスピードも速まる。そして 場面はラストへ。「俺に才能なんて皆無なのは分かっている」しかし僕は彼 には才能があると思った。 都知事(芥川賞選考委員・石原慎太郎)に向かって「お前死ね」と叫んだ (CDに吹き込んだ)彼がノミネートされただけでも奇跡、どのように批評され るかが今から楽しみで仕方が無い。
図書館の三階から階段を降りる。 下から男の子が向かってくる。 眩しいくらい真っ白なTシャツが眼をサした。
家に帰りクーラーを全開18度で焚く。 マニュアル作成。 早い時間から本屋へ行く。 雑誌の配置を眼に・脳に焼付ける。 ワンピース・デスノート・銀魂・D.Gray-man・テニスの王子様etc少年ジャ ンプコミックス最新刊発売。眼の回るような忙しさ。 ミスは殆ど犯さなかった…はずだ。 気付けば午後十一時。
帰宅。北海道の知人と夜中までメッセンジャーで会話すがら、本日発売 locofrank「The First Chapter」の音源を戴く。聴く。聴けば聴く程素晴らし い。捨て曲・パッとしない曲もある(1.2曲目がパっとしないというのはライト ユーザー獲得と言う意味ではどうなのだろうか、しかし悪名高きインディー ズレーベル・リミテッドレコードから独立した彼らにはそれで良いのかもしれ ない)が、アルバムの「流れ」を作るためには必要だと思える。もう少し「冒 険」しても良かったのでは無いか?と感じたが、演奏・音は格段に格好良く なっていた。彼らは成長している。 「The First Chapter」:chapterは(生涯・歴史上の)重要な時期[出来事] を意味する。まさに今の僕にピタリと一致するかのように思われた。
僕も前へ進まねばならない。
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(当日記は本日3:27更新mixi日記のコピペです。こちらには書いていませ んでしたが少し前から本屋でバイトを始めました。)
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