2002年08月25日(日) |
二つの『雪風』の“画像” |
隔月連載だったはずの多田コミック版がどうやら、毎月連載になった模様。気になっていたブッカー少佐の息子に関わる物語が引き続き、描かれ、しかも、現在──“無人化される特殊戦”への対応と絡められていた。
「息子が何らかの事故にあったとき、ブッカーは戦闘機に乗っていた」
それが実際にどこかの紛争などで参戦していたのか、それとも、隊に配備されていただけだが帰らなかったのか? 事情はどうあれ、それが妻には「家族より仕事を選んだ」と思われ、精神まで病み始める。その後の経緯はともかく、結局、別れることを選んだ・・・。支えにもなれず、傍にいることが却って、辛い記憶だけを強調すると考えたのか? 原作でのブッカーは特殊戦の人間にしては穏健で、人当たりも悪くない──当然、特殊戦パイロットだったのだろうが、多田版の流れなら、家族と別れたことで、それが決して望んだわけではなかったからこそ、特殊戦の任務も耐えられるような状態にあった・・・とも考えられる。その頃の彼は投げやりな感があったのかもしれない。 それでも、「必ず帰還せよ」→「必ず生き延びる」選択は辛いものでもあったかもしれないが、離れても、「家族」のためにできることを、せめて金銭面援助くらいしかないと考えた可能性もある。因みに慰謝料云々の会話は原作にもある。 淡々とした語り口の多田版だが、段々と深みが増してきたような気がするのはこちらが多田コミックに多少、慣れてきたからかもしれない。
もう一つの“画”による表現のDVD──本日発売☆ 尤も、3日前にはフライング発売されてたりした。でも、まだ未購入。・・・今、別の〆切があって、観るに観られない。勝ったら最後なので、自己規制中。色々といわれてるが、ここまできたら、やっぱり、つきあってやろうか、という気分★
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