航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2002年03月26日(火) 月の子の長い旅路

 コミック版『∀ガンダム』が最終回を迎えた。随所に渡り、TV版とは違う展開が見られたが、結末も又、他のメディアとは異なるものだった。

 ロランは生死不明だが、ターンAに救われた、と思いたい。キエルはやはり、ディアナの後を継いでいくと志し、ディアナは地球で過ごすのだろうか。月と地球は幾らかは歩み寄っているようで、メシエは月の大学で学んでいる。
 一方で、月から降りてきたキースとフランも又、地球の家族となっている。
 そして、ロランを忘れられないソシエ──彼女の戦争はまだ終わっていないのかもしれない。ひたすらに待ち続ける(待つだけでなく、アタックもしてるが^^)ギャバンにいかに応えるかは・・・今はソシエにも誰にも分からない。

 野心に身を焦がした御曹司──グエンは心の赴くままに、太古の人々が旅立ったと伝わる銀河の果てを見つめていた。帰る所をなくしたメリーベルだけを連れて・・・。そうして、白い戦艦は又、消えていった。

 時は流れ、人はやはり、争いながらも、助け合い、その繰り返しで、時を紡ぎ続けるのか。その果てには何があるのだろう。

 TV版・二つの小説版・映画版、そして、このコミック版で全ての『∀ガンダム』は完結をみた。夫々に、夫々の物語と人々の生き方があった。どれが正しいわけでもない。これも『幾つもの可能性』なのだろうと感じる。


 <Prev  INDEX  Next>


輝−Hikaru− [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加