日曜日の陽だまりで、縁日で買った駄菓子を 娘と並んで食べながら、学生バンドの演奏を 聴いていた。娘は携帯がばかりいじっている。 「あまり携帯ばかりやるな」 「わかってる。これでやめる」
ラムネをラッパのみして、足を投げ出す。
ふと気がつくと、投げ出した足の長さも変わらない くらい成長しているのだ。 「お前身長何センチ?」 「ん〜〜〜〜〜わかんない」
また携帯にメールがくる。 「誰?」 「友達・・・」 さっきと違う誰かのようだ 少しはにかむ様にプチプチと返信を打ち込む
こうして気がつかないうちに子供たちは 成長していく。せめて一生懸命見守ろうと 思う。
|