すったもんだがあったけど、無事お昼で退院できた。 ぼっちも優ちゃんも気持ちも疲れたのだろう。 帰りの車の中から3時頃まで爆睡。
先生の話だと、一番危ない時期を越えたというだけで まだしばらく咳や鼻水は残ると思うとの事で 出来る限り、おうちで大人しくしていましょうとの 事だった。 義母にも相談した結果、朝っての四十九日はお休み。
ところで、今回の入院は実家には知らせてなかったのだけれど 家に帰ると昨日の日付で神奈川の父から留守電が 入っていた。 父が「電話をくれ。」などとメッセージを残すのは珍しいので 気になって急いで掛けなおすと母が出るなり
『優ちゃん、大丈夫なの?』
なぜ、それを?! 聞けば、昨日の深夜にずーっと実家で可愛がっていた シーズー犬のTo-yが息を引き取ったというのだ。 10年間、世話をしてきたのは母だったが 買ってきたのは私だったので、家族の一員が逝ったことを 知らせてくれようとしたのだった・・・が、 電話も留守電、FAXしても返事がない、妹がメールしても 返事が来ない、携帯に電話しても切ってある、 この日記の更新も9日で途絶えている・・・
「!Σ( ̄□ ̄;)何かあったに違いない!!」
母ったら、現場に出てる旦那に直々に電話して 問い詰めたって言うじゃない(−−;)。 ちょっと恥かしかったよ。 余計なお世話でも言っておけばよかったかね。後のまつりだけど。 優ちゃんの病状報告の後で、To-yの最期を話してくれた母は 泣きながら最後に
「もう、生き物はいいわ・・・。」
出会ったからには別れが必ずあるんだけど、 ある程度の年月関わってしまうと、別れたときには 体の一部を無くした様な物足りなさが とても悲しくて辛くて・・・ その辛さの全てが「もういい。」に凝縮されてる気がした。 飼いっぱなしで押し付けた格好になってしまって、 本当にごめんなさい。 でも、里帰りするたびにTo-yは母に甘えたいだけ甘えて すごく幸せそうに見えたよ。 公園まで車で送迎して散歩する犬、普通はいないよね。 食卓の上で食事する犬もいないよね。 父よりもイスへの権限が強い犬もいないよね。 ちょっと勘違いした犬だったけど、欲しいだけの愛情を もらって、最後は母の腕の中で逝けたんだから 彼的にはきっと、最高の最期だったように思う。
ぼっちや優の親になっても結局、私はまだ 自分のことで手いっぱい。 年老いた父母に尻をぬぐってもらってる未熟な人間なんだねぇ。
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