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育児日記。
ひでっち
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2006年04月12日(水)
無事、退院。

すったもんだがあったけど、無事お昼で退院できた。
ぼっちも優ちゃんも気持ちも疲れたのだろう。
帰りの車の中から3時頃まで爆睡。

先生の話だと、一番危ない時期を越えたというだけで
まだしばらく咳や鼻水は残ると思うとの事で
出来る限り、おうちで大人しくしていましょうとの
事だった。
義母にも相談した結果、朝っての四十九日はお休み。

ところで、今回の入院は実家には知らせてなかったのだけれど
家に帰ると昨日の日付で神奈川の父から留守電が
入っていた。
父が「電話をくれ。」などとメッセージを残すのは珍しいので
気になって急いで掛けなおすと母が出るなり

『優ちゃん、大丈夫なの?』

なぜ、それを?!
聞けば、昨日の深夜にずーっと実家で可愛がっていた
シーズー犬のTo-yが息を引き取ったというのだ。
10年間、世話をしてきたのは母だったが
買ってきたのは私だったので、家族の一員が逝ったことを
知らせてくれようとしたのだった・・・が、
電話も留守電、FAXしても返事がない、妹がメールしても
返事が来ない、携帯に電話しても切ってある、
この日記の更新も9日で途絶えている・・・

「!Σ( ̄□ ̄;)何かあったに違いない!!」

母ったら、現場に出てる旦那に直々に電話して
問い詰めたって言うじゃない(−−;)。
ちょっと恥かしかったよ。
余計なお世話でも言っておけばよかったかね。後のまつりだけど。
優ちゃんの病状報告の後で、To-yの最期を話してくれた母は
泣きながら最後に

「もう、生き物はいいわ・・・。」

出会ったからには別れが必ずあるんだけど、
ある程度の年月関わってしまうと、別れたときには
体の一部を無くした様な物足りなさが
とても悲しくて辛くて・・・
その辛さの全てが「もういい。」に凝縮されてる気がした。
飼いっぱなしで押し付けた格好になってしまって、
本当にごめんなさい。
でも、里帰りするたびにTo-yは母に甘えたいだけ甘えて
すごく幸せそうに見えたよ。
公園まで車で送迎して散歩する犬、普通はいないよね。
食卓の上で食事する犬もいないよね。
父よりもイスへの権限が強い犬もいないよね。
ちょっと勘違いした犬だったけど、欲しいだけの愛情を
もらって、最後は母の腕の中で逝けたんだから
彼的にはきっと、最高の最期だったように思う。

ぼっちや優の親になっても結局、私はまだ
自分のことで手いっぱい。
年老いた父母に尻をぬぐってもらってる未熟な人間なんだねぇ。