台風が落ち着くのを待って、ぼっちと犬の散歩へ出かけた。 風は少々、きつかったけれどそれほど寒くもなく いつもの調子で散歩をしていた。 いつものように、一段高くなった砂浜との境のブロックの上を ぼっちが歩きたいと言うので、抱っこして登らせた。 早く歩きたいぼっちは気持が競って、もがくように 立ち上がろうとした。 次の瞬間、するっと私の手を抜けて ぼっちの姿が消えた。 ぼっちはブロックの向こう側へ1.5メートル以上の高さから 落ちてしまったのだ。
わー!っと青くなって下を覗くと、手を離れたままの格好で 砂に埋まってるぼっちがえーんえーんと泣き出した。 慌てて私もブロックを飛び降りて、ぼっちを抱き上げながら まず頭のあったところを見ると幸いにも砂が きれいに頭の形に窪んでて流木とかブロックなどは 出ておらず一安心。 頭や手足を見ても砂まみれになってはいるが傷もなかった。 とりあえず、このまま様子を見てもいいだろうと言う事で 泣き止んだぼっちを抱いたまま砂浜を歩き出したら・・・? あら?一匹着いて来ていない? 犬だけまだ、ブロックの向こうにいるじゃないか。 名前を呼んだらブロックに飛び乗って「なに?」って感じで こっちを見下ろす。 「来な。」と言ったらはーいと飛び降りてきたんだけど 呼ばなかったらずーっとブロック越で一緒に散歩するつもり だったんだろうか(^^;?
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