朝になって事務所のシャッターを開けると店前のアスファルトに葉っぱがけっこう落ちている。店脇に植わっている梅の葉が多いが、他の常緑樹の葉も混ざっている。ふつう落ち葉掃きといえば秋冬のことだが、うちの場合秋冬には掃く必要がなく、逆にこの時季の夏落葉を掃かなくてはならない。寒い時期にやるよりは楽かもしれないが、夏の落ち葉の場合まだ緑の部分が残っていて水分が多いせいか湿なっとしているのでアスファルトの上では案外掃きにくい。何度もほうきを往き来しないと集まってくれない。
掃き終わったあと、上を見上げて梅のなり具合をチェックしてみたが今年はあまり良くないようだ。そろそろ採る時期かもしれないがまだそれは僕の仕事ではない。

仕事は順調だが極力看板の載っている車を乗るようにして、夜は運転しないようにする。
寝付けの読書で乃南アサの小説を読み始めた。テレビは無いし、照明はタイマーで切れるようにしてあるから、あとはコンタクトをちゃんとはずすことだ。極力深く長く眠る。