昨日の日曜日、僕は髪の毛の存在意義を知った。 髪の毛というものは頭部すなわち脳を守る為に生えている。 つまりクッションの役割を持っているものなのだ。
昨日の日曜日、僕の髪の毛はクッションの役割を果たした。 ラグビーの試合中、僕の脚は意に反しもたつく。 そこをタックルされつかまる。フォローが来るまでの何秒間、 僕はボールを放つタイミングを待っていたが、 誰も来ないまま更に数秒経つうちに頭部から地面に着地してしまう。 手はなんとかラストパスを放っていた。
その後頭部に痛みを感じ、目の前にやたらと前髪がうざったくかかるので、 その前髪をさらうとごっそりと抜けてしまった。 そのショックは筆舌に尽くしがたい。
そうして僕は貴重な髪の毛を失ってしまった。 問題はその抜けた部分が再び生えるかどうかという事。
隔世遺伝の可能性を秘める僕にとっては今後の人生を左右する大きな問題である。
今になって後悔する。 one for allのall for oneはおそらく帰ってこない。
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2002年05月12日(日) アカシア
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