京のいけず日記

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2006年05月11日(木) 戦闘開始

昨夜、主治医から病状の説明を受けた父はさっそく今日退院した。
月曜日に入院し、一日気休めの検査をして、水曜日の朝には荷物をまとめた。
窮屈なのが嫌いなのだ。治る見込みもないのなら一日も居たくないらしい。

退院後の治療は?…と、いうと下旬に点滴を主体とした治療が始まるようだ。
なんでもっと早く始めないのか、と、言いかけて口をつぐんだ。

今まで通りの生活をする。
大正生まれの高齢だもん。きっと病気の奴だってヨボヨボだ。
進行だってしないかもしれない。出来なくなったら、その時考えればいいさ。


ところで先日来、ちょうど私の保険の見直し期間なのか、「癌保険」特約を付けましょうと、保険屋のおばちゃんにしつこく言われている。

二親とも癌家系みたいなので入っておいてもいいかな、とダンナに相談したら、

「それって。本人に癌告知しなきゃ、癌って分からないんとちゃう?」と。

なるほど。どうなんでしょ??
で。そんな話から、じゃ、お互いに「余命三ヶ月」と宣告されたらどうする、という流れになった。

ダンナ曰く 「何もしたくないと思う」

そりゃ、まぁ。実際、そうかもしんない。
でも。でも、よ。
少しは残された家族の為にとか。会社の仕事を片付けておくとか。
立つ鳥、後を濁さずとか。身辺を始末するとか。
やりたかった事をこの際するとか、そんな事はまったく考えへんの。ねえ?

え。いや、私?
…うーん…どうなんだろう… やっぱり力が抜けちゃうかもしんない…。



で。そっちはそっち。こっちはこっちの生活もある。
明日は長期講習初日。場所も変わって雰囲気に慣れるまで緊張します。
でも、何が苦手って…。 そりゃ。朝、出遅れて遅刻したりしないかと…。
(小心な癖に決まりきった行動が苦手。窮屈なのも嫌。父によく似てます)

仕事だから給金もらう以上、遅刻するわけにはいかない。
とりわけ明日はエライサンも来るので絶対にマズイ…。

こら。3時だ。ウダウダ遊んでないで早く寝ろ。

落書き絵今の気分を落書きにすると
こんな感じ。

前にいくだけ。理屈じゃねえ。


Sako