京のいけず日記

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2005年08月27日(土) 龍馬展にいく

蛇雲を見た金曜日。ようやく京都国立博物館でやっている、
「龍馬の翔けた時代」 ーその生涯と激動の幕末ー 展に行って来ました。

行きたいとか、やりたいとか思ったら、無理にでも予定を入れてしまわないと
よくボツにしてしまいます。原因の多くは優柔不断だったりするわけですが。


京都国立博物館の龍馬展の入り口好きなものは「あと」に大事にとっておく…
そういう性格もあるのかな。

なんちゅーか。
例えば好きな本なら読み惜しみをしてしまう。

残りのページが少なくなると、淋しくなる。
一気に読めるのに、栞をはさんだりする。

…しぶちんなのか。

贅沢に時間を確保したいから先送りして、
結局、あとがなくなってコケタり。

あとに残して、お腹が膨れてしまったり…。


(↑) 同年配の、この二人。果たしてどちらのタイプかな。

どちらも、そんな辛気臭いことはせずに、先に食う…?
…いや。案外、誰かさんの方はせこく、じじくさく、残しておくタイプだったりして。

うちんちは、二女のまる子ちゃんは、私、似。
ダンナと、長女は、逆のタイプで、おりこうさん。
で。時々、最後にとっておいた好物を、二人にさらわれるのだわ。


○龍馬の翔けた時代 特別展覧会 坂本龍馬生誕170年記念

龍馬個人に関する資料ばかりではなく、彼が生きた時代の、背景がよく分かる展示物…。絵画や、絵巻、瓦版、資料等、数多く、嬉しかったです。

永倉新八の浪士文久報国記事も出ていました。
京の焼け出された町の様子とか、鳥羽伏見戦災図等の絵巻物に目を奪われたり…。ペルリの肖像画なんてほんまに天狗そっくりで。青い目、高い鼻の外国人はこんなイメージがあったんでしょうね。

龍馬に関しては、やはり手紙…。展示数も多かったし、そのバラエティに飛んだ内容もすごい。お姉さんの乙女さんや、身内宛ての、優しさと、ユーモアあふれる手紙にほのぼのしていると、真摯な手紙にハッとさせられたり。

書き間違ったところを黒く塗りつぶしたり、無頓着に、誤魔化したりしているのも龍馬らしいのかな…?

髪がぼうぼうで、よれよれの袴をだらしなく着ているけれど…。
考える事が大きくて、枠からはみだしてしまう、人間味のある面白い人。
龍馬さん。…誰かさんとはえらい違いだにゃ。


大昔、歴史読本という雑誌で、龍馬ファンの男性と知り合って。
歳三さんの生家や、お墓の写真を、わざわざ撮って送ってくれた優しい人。
霊山護国神社の龍馬の墓まで一緒にお墓参りに行きましたっけ。

あれから30年近く経ちますが…。
憧れの龍馬のような、でっかい男の人になれましたか?
しまりのないオバチャン同様、くたびれたオッチャンになっているのかな。

私は今でも歳三が好きです。


Sako