京のいけず日記

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2005年05月13日(金) 海の魚はかはいそう

息切れ『明日、一日行ったら休みだー』と思って、
今日も一日頑張った。あと50日!

夕方、別の仕事先からメールが入った。
授業交代の依頼。

1コマ2時間の時給稼ぎのために、
往復2時間を費やし、花の土曜を潰すのか。

まいど、馬鹿馬鹿しいとは思いつつ、
断れない私は何なんだろう。


JRの電車の中で、ドア上の広告に、金子みすヾの詩を見つけた。
たいてい乗車位置は決まっているから、毎日、目にすることになる。


 お魚

 海の魚はかはいそう

 お米は人に作られる、
 牛は牧場で飼はれてる、
 鯉もお池で麩を貰ふ。

 けれども海のお魚は
 なんにも世話にならないし
 いたづら一つしないのに
 かうして私に食べられる。

 ほんとに魚はかはいさう。

 (作者:金子みすヾ) 


きっちり。何の広告だったかは忘れたけれど、この詩は覚えました。

小学生だった長女が、国語の教科書に載っていた「私と小鳥と鈴と」を、
好きな詩だと教えてくれたのを思い出しました。


電車の中で本を読んでいない時は、つり革広告や、注意書きやら、
なんのかんのと、活字をつい探してしまいます。


そうそう。トイレの中では、時々、
手持ちぶさげに、洗剤や、消臭剤の使用注意などを読んでいる…。

私だけでしょうか……。


Sako