京のいけず日記

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2004年10月14日(木) 通勤絵日記 15センチの思いやり

チャリンコを飛ばして私鉄の駅へ向かう。交差点で信号待ちをしていると、通りがかったカップルが何やら足元を指差して笑っていた。

見ると、道路脇のブロックの上に…。

ベビーシューズの忘れ物

手の平にも載るような、純白の可愛いベビーシューズ
落とし主はどんな赤ちゃんかなぁ?


「見て見て。赤ちゃんの靴よ。お母さんは、落したのきっと知らないよ」
「へー。ちっけーなー。こんな足か」

こんな会話でもしてたのかな。くすくすと笑っている二人。
道理で、この年若いカップルが何だか微笑ましくて幸せそうに見えたわけ。

男の子?女の子?ベビーカーに乗っていたのかな?
窮屈で自分で触って脱いじゃったんだろうか?

ペダルをこぐ私の頭の中は、もう、この小さな落とし主のことでいっぱい。


「あらあら」

最初に見つけたその人は、きっと困ったような、優しい笑顔を浮かべて、
道路からそっと拾い上げ脇のブロックに載せたんだろうな。

15センチほどの思いやり。白い小さな靴が汚れてしまわないように。


今頃、そのお母さんは、
「なんぼも履いてへんのに。ああ、もったいない!どこで落としたんよ」
なんて、赤ちゃんの顔を見ながら、ブツブツ言ってるかも。

で。その赤ちゃんはというと。

ホギャ…ウダァァ・ブブブルァバ…!!
(ンなこと言ったって。窮屈でしょうがねえもん。ほれ。こっちもポイ♪)

人を蕩かす天下無敵の天使の笑顔。して、その心のうちは…。

どうなんでしょうね… (^^ゞ


Sako