京のいけず日記

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2004年09月05日(日) 今夜はパジャマを着て寝ます(新選組!34回目の妄感)

「新選組!」放映少し前に地震がありました。
京都南部は震度4。ゆらゆら、ゆっくりの横揺れ。
物は落ちてきませんでしたが、天井の電灯が長いこと揺れてました。

8時。大河の画面が日本地図に占領される。
と思っていたら、しばらくして、画面領域が上側と右側がカットされ縮小に。
さらに、その縮小画面に、地震情報が画面左下方よりクロールイン…。
あまりのことに、なぜか笑ってしまった、我が家。

ところが、その後、お風呂の湯船に浸かってる時に、2度目の地震発生。
最初は湯あたりして、私が揺れているのかと思いました。
地震、今のところ、たいした被害がなくて良かったです。

あいつぐ大型台風、露学校人質惨殺事件…。
すぐにあきらめる、運命論者的なダンナは、世も終わりとひとくさり…。

なんでやねん。終わってたまるか。な、歳三さん。


すわ。喧嘩か。むんずと組み合う近藤局長 × 土方副長



(お、おい、トシ。こんな猿芝居が本当に必要なのか!?)
(あぁ。俺に恋慕してる不埒な隊士をあきらめさせるためだ…)



(そ、そうか。くっ…組のためなんだな)(も、もちろん…さ♪♪♪)

元治元年(1864) 
近藤センセ、局中の男色流行を手紙で嘆く。…す、すいません。

------ ● 新選組!第34回目の妄想的感想 「寺田屋大騒動」● ------

演出:山本敏彦

冒頭、亡くなったはずの山南さんの登場にドキリ。
しんみりした回想シーンが続くのかと思いきや…。

近藤勇に、坂本竜馬に、桂小五郎、本妻さんとお妾さん…。
いやー。まさに文字通り大騒動でした(笑)

笑いが計算しつくされている感じで、隙なく面白かったです。

それだけに、2回目はもういいかな、って感じ。
流れ、ノリで見せる笑い…。すごくマンガ的だな、と思った。
そやからどやねん、ってことはないんやけど。

さておき。
今回はアップされた表情がそれぞれケッサクでした。

一番最初は、慌てふためく、中村平助さんの顔。
この人、お芝居すごくうまいと思う。
どんな死に際になるんだろうか…。今からドキドキします。

オダギリ一さんも、「おれのせいだ」って。
この間のスタジオパークで、
三谷さんが「ちょっとやり過ぎ」と言ったところですね。
もう、背中丸めて、羽織のひもをひねくりまわす拗ねぶりが
可愛いいの、なんのって…、可愛い。
この斉藤さん、怪しすぎるー(って何回書いてるだろう…)

ただ5両の借金の話は。
毎回、かかさず、一度ならず、二度三度見てますが。
伏線がうまいっ!と、感心するより、
ああ、そんなことありましたっけね、という感じもしましたが…。

そして。
つねさんを発見した時のドアップの源さんの顔。もう、マンガ!

お光さんに、近藤さんのお妾さんのことをチクル、石黒桂さん。
意地悪ぶりが顔に表れていて、いいわぁ。あの笑い方…。

最後は、とどめ。
山本歳三さんの色っぽい流し目にドキというか、笑ってしまった。
お西さんでは、土方の子どもぽさが随所に出てるって感じで、
はらはらしてるお寺さんと、谷原伊東さんの目線が面白かった。

で。ドタバタの締めは
「みな、それなりにありがとぉ!」
あの場面。んー。香取勇さんだからこそ、言えるセリフですね。

つねさんは、相変わらずいい奥さんでした。
アンパンマンお登勢さんも、私、結構、好きです。
ラヂオの時間の千本のっこ、もう一回見たいなぁ。借りてこ。

そして、山南さん…。
「託す」という手紙、それが近藤さんや、ましてや土方ではなくて、
竜馬あて、なのが哀しかった。

理想とする志と、捨てきれない情と…。
折り合いをつけることができなくなって、結局…。
自ら死ぬことで、始末をつけるしかなかったんですね。

今日の35話では壬生を後にするシーンで
回想シーンが次々と出てきましたが、
ラストシーンもこんな感じになるんでしょうか…。

センチにならず、長まわしにならず、鮮やかに
パッと散ってください、ご両人。
読後キレのいいの小説のように、それもいいな、と思った次第です。


Sako