京のいけず日記

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2004年08月09日(月) 今日もカミナリ(新選組!29回目の妄感)


雷さまの雷鳴は 天の怒号。 稲光は怒れる矢。

雷様のイメージ

だから怖い。子どものように、いつまでも怖い。
雷鳴を聞くと心臓は震え、稲光を見ると総毛立つ。ほんま。

タイトルを忘れてしまいましたが、海外の短編小説で
雷に追いかけられる男の恐怖を描いた作品がありました。
新選組の中にも一人ぐらい居なかったかなぁ…。雷に異常に弱い人。

 ------ ● 新選組!第29回目の妄想的感想 「長州を討て」● ------

演出:山本敏彦

何といっても、久坂玄瑞(池内博之)のカッコ良さが目だった回でした。

己を捨て、公に殉じた、彼らの熱く、ひたむきな生き方…。
個の時代で、干渉せず、相手を傷つけず、己を守ろうとする生き方…。

みんな精一杯。
それにしても25歳で自刃とは。…あまりにも若い。

世を嘆くなら、漬けもんみたいに、おっさん、おばちゃんになるまで
くたくたに生きてから言えッ。

なんて乱暴な事を思ってしまいます。…大きなお世話ね。

それにしても。
ダルマさんみたいな大きな目力ですね、池内さん。おっこちそう。


相変わらず、マイワールドな捨助さんと、桂小五郎さん。
架空の人物扱いされている捨助さんが、
その自由さで近藤達にどう絡んでいくか、展開が楽しみです。
松本捨吉さんのように長生きしてほしいなぁ。
悲しいのは嫌です。


藤原総司 × 医者孝庵の掛け合いも、また面白い。

孝庵に駄々っ子のようにグダグダ甘える総司ですが、
「こ…のッ、ヤブ医者」
やりきれない思いが凝縮された、このセリフにジンときてしまいました。

あともう少し、
剣士としての沖田総司の強さも感じられたらなぁと思います。


総司の変化を、さすがに敏感に嗅ぎ取っているのが、土方さん。

相変わらず(天王山に籠っていた長州勢が自刃してるのを見て)
「手間が省けた」とか…

もう。言わへんかったらいいのにぃ、と、思うことを、
ボソっと言ってしまう山本歳三さん。

こういう損な性格の人って時々いますよね。
自分の正直な気持ちが恥ずかしくて、反対の事を言ってしまう人。

あるいは。

みんな思っているのに言えないことを
ポロリと言って、一応は非難の目を浴びる人。

本物の歳三さんはどうだったかなぁ…。


Sako