京のいけず日記

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2004年06月22日(火) ぬか喜び(新選組!23回目の妄感)

台風による思わぬ休講に喜んでいたら、
今日はカリキュラムが消化出来ないので「補講」を、と、上からお達しがあった。
よって、7月の休みが一日取り消しに……。
…ま…うちらの仕事って、やってナンボのもんやし…はい…ありがたいこって…(T_T)


拗ねてる歳三さん

呉服屋へ二度目の奉公にあがった頃の十代の歳三さん。
すねぞう。ふてぞう。やさ(優)ぞう…。本当はどんな人だったのかなぁ…。



--- ● 新選組!第23回目の妄想的感想 「政変、八月十八日」● ---

政変。歴史の舞台。禁裏(御所)。ロケ地や、予算や、スケジュールやら…、様々な理由で、言っても、きっと詮無いことなんでしょうね。

映画を撮るようなわけにはいかない。
分かっていても、そやけど、やっぱり箱庭的。息苦しさを感じてしまった。

いっそ舞台だったら、また違う作り方、見方が出来るのに。そうなれば。本の中の一行の文字が、とんでもなく広い世界へ連れていってくれるように、限られた舞台の小ささも無限の広さに通じる。と思う。

テレビってすごいお手軽だ。分かりやすい。何たって、絵やら、言葉やら、音楽やら、みんなお膳立て。見せてしまうんだもん。

見たいものが見える時はいいけど、そうじゃない時は、想像という、逃げ道がないから、つい、ぶつくさ文句を言ってしまうんだろうな。

なんのこっちゃ。すんまへん。

で、絵的にはもう一つ面白くなかった。だけど、政変で、結局、近藤達はその他大勢の中、肩透かしで、蚊帳の外で、任された所がお花畑…、これが現実よ、なんて描き方が面白かった。

軍儀に寄ろう、寄ろうと、グイと、合間から顔を覗かせてみせる香取勇さん。笑ってしまいました。

で、沖田くん! こら。総司。呑気に湯治に出かけてるバヤイか。
こちらもどうなることやら。この沖田総司は予想外でしたね。

燃えよ剣から以降、総司×土方のカップリング(と書くと何か変だな)が結構多いので、もう少し、土方が心配するシーンとか、絡むシーンとかがあると、ファンは喜ぶかも。私も。

あ、でも、私は、土方歳三×島崎勝太。他意はなく。えへへっ。

それにしても、沖田総司房良。本当はどんな若者だったんでしょうか。一番隊の筆頭に置くぐらいだから、剣の腕前も、そして、やっぱり近藤や土方に愛され、信頼されていたんでしょうね。

創作の中でのイメージでは、未だに島田順司の沖田総司(それも。俺は用心棒での総司がいいな)が、一番しっくりくるなぁ。古いですね。

あ。それと、今回、良かったのは、このお二人の表情!見逃せません。

「(桂を京から追い出す)考えただけで笑いがこみあげてくる」
その時の、山南さんの、土方を見る、こわばった笑顔。唇の端がヒクヒク。
うーん、すごい。しばし見とれちゃいました。

そして、新見さん。大和屋の一件で、芹沢に
「新見。おまえ腹を切れ」「しょうがねえだろ。責任取れって言ってんだから」
と言われた時の微妙な表情の動き。他のドラマ、現在劇だと、どんな演技をされるのかな?抑揚のない喋り方といい、印象に残る俳優さんですね。

戦う勘定方。言葉が面白い一方で「修羅の道」は、いいよー、という感じ。
ということで、全体としては、もう一つだったかな…。


Sako