京のいけず日記
もくじ|前の日|次の日
実は5日は実家もお祭り日。 毎年、律儀に掛け持ちするのが習いですが、今年は母の具合が悪く病院通いとなりました。
ちなみに、うちンちは、 5月の下旬に、嵯峨祭りというのがあります。
子ども神輿の担ぎ手達を見ていると、声を張り上げて一生懸命の子がいる一方で、見るからに掛け声だけという要領のよい子がいたり。
「疲れる〜っ!なんでこんな事しなあかんねん」と不平たらたらの子ども。 と、思えば。
大きい子たちに混じって、にこにこと、 何がそんなに嬉しいのか、人懐っこい笑顔を振りまいている幼い子ども。
十人十色。思い思いの顔や、姿。それでも子ども神輿の担ぎ手達は、 どこの祭りに限らず、年々、おとなしくなっている気がします。
大人達も、色あせ、くたびれていくように思うのは、 眺めている、こちらが年をとったせいかもしれないね。
昔は、どこのお人かい…? というような恐モテの兄ちゃんも祭りには出てきていたなぁ。 上機嫌で、酒のにおいをプンプンさせた、じっちゃん衆も元気だった。
ハレの日。義母はサバ寿司を手作りで何本も作り、そりゃ忙しかったと。 義父が亡くなってからはサバ寿司も買って間にあわしていた。 今年は竹の子と蕗も炊かずじまいで、仕出屋さんのお弁当を頼んでいた。
年を追うごとに、空気が薄れるように、色や、匂いがなくなってくる。 そんな気がするのは、このところウツ気分だから…かも。
では元気付けに妄想に励みましょう。 勝&歳。この二人が居たとしたら、どんな風だったんでしょうか?
「こらっ。ちゃんと引けよ。歳ッ」 お前のやりそうな事はお見通しなんだぜ、と、実直な勝太少年。
「ほいよ。勝ちゃん。な、な、あとで餅喰いに行こうぜ」 なんて言いながら、相変わらず適当にやっちゃってる歳三少年。 (ダンナ宅だと、さしずめ今宮さんの「あぶり餅」かな)
無邪気で、ちゃっかり者の歳三さん。ありえないでしょうか…? 秋霜のような土方歳三が好きだったのに、いやはや…。
今は、案外、春のような優しい歳三さん像が好きです♪
Sako
|