京のいけず日記

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2004年04月29日(木) 一筆啓上 (新選組!16回目の妄感)

☆日記読みヒトコト感想☆


大河ドラマ「新選組!」の感想を綴った日記を読んでます。BBSだと独善的なものが多いのですが、Enpituさん達の感想は読むのが楽しみ♪喝采も批判も、いろんな意見があって当然。

恋文を読む幼い歳三さん 文字で伝えるっていいなぁ。

 なかなか上手に書けないけれど。

 絵でもいいや。

 これまた上手く描けないけれど。

 唇から放たれる その場限りの使い捨て。

 言葉をもっと大切にしたい。

 伝えたいことがあるから。

--- ● 新選組!第16回目の妄想的感想 「一筆啓上、つね様」● ---

つねさん、はじめ、久々に試衛館の様子が…。
昔は手紙や、言伝とか、伝達の手段って、それしかなかったんだよね。

ケータイも、インターネットも、もちろんないし。
すっごく不便。その代わりに、もっと贅沢な時間があったと思う。
と言って、今さら捨てる覚悟もないけれど。

話のほうは、全体に、テンポよくつないでいたなぁ、という印象。
依然として週刊連載の漫画のようで、
単行本を買い、まとめて読みたい気分にはなれないでいる。

そのくせ毎週きっちり買っている週刊誌のようで、
それはそれで面白いんでしょね。やっぱ。

八木家の奉公人、いかにも表裏の違う京都人?のような又三郎さんが、
組の仲間入り。見る楽しみ増えた感じで、嬉しい。

香取勇さんは、良い人ぶり、線の細さ、まじめさが、気にかかる。
江戸に戻った方がいいんでしょうか…て、
おいおい、近藤さん、あんたが言い出してどーすんの。

良かったのは黒谷からの帰りしな、鴨とのシーン。
飲んでいきましょうと、昂ぶりを押さえられぬ近藤さんと、
おまえとは飲めねえ、みたいな、大人の鴨の心情の複雑さ。

雨の夜の粛清シーン、近藤さんはやっと修羅となるのか。
それとも、このまま…この調子で…いかないでくれ〜。
死んでいく鴨が可愛そうだ。そりゃ、実行犯ではないけれど。
斬りたくなかった、にしても、それを軽く言葉に出すなよぉ。
お願いします。

会津藩お預かりまでの話は、そうきたのね。
鵜殿様。チャーミングな爺さんですね。
若者群像劇ですが、やはり年の功、亀の甲、一筋縄でいかぬ、
妖怪変化のたぐいの大人達が出てこないと扁平で面白くないですね。

将軍上洛シーンに、お揃いの家紋など、相変わらず、
史実やエピソードは丁寧に拾っておられるなと思います。

それから永倉さん、ここにきて香取勇さんに影響されてか、
ちょぃ出来過ぎ、真面目すぎて人物が生きていない、そんな気がします。
個人的にはイナセな新八っあんを見てみたいな。

さてさて。歳三さん♪
いけすかねえ、野郎だ。 歳さん、この先、何回言うだろう。

山南と土方さん、珍しい取り合わせですね。おまけに汁粉だ!
お金の心配をする山南さん。何だか律儀ちゅうか、苦労人らしくて好き。

そりが合わないけれど、自分とは違うもんを持っていると、
互いに…認めたくないけど…認めてる、そんな仲だったんだろうか。
はじめのうちは。

例えば、と思う。
大昔、某銀行勤務の時はサービス残業ってザラだった。
それも支店成績のうちに入っていて、かなりキツかった。

主任モドキらしいことしていた時は、
ある程度、係全体の残業時間をこちらで調整したり…。

そんな時、きっと、ヒラの味方、山南支店長代理だと
「ちゃんと付けなさい」と言うんだろうなぁ。

で、土方次長のほうは
「時間内で仕事を片付けろッ!
 それが出来ないのは自分が悪い、能無しだからだッ」
なんて言いそうで。

生意気な新入行員が、繰り返しのパッチワーク仕事に飽き飽きして。

「僕は、歯車になんか、なりたくありません」なんて言ったら、

きっと、あん人は、

「歯車がそれぞれの仕事もしないで、どうやってモノが動くッ!
 だいたい、お前は歯車の一つにもまだなってねぇッ」

なんて。目を剥きそうだもんね。
そんな現場叩き上げの、その実、ナイーブな次長が居たな。懐かしい♪

と、脱線。

当分、山南と、鴨さんに、つーか、やられるまで、目がはなせないですね。
で、やるのは、歳三さん、あんただ、ばか野郎ォ!


Sako