京のいけず日記
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☆日記読みヒトコト感想☆ うとうと、こっくん。電車の中の居眠り…。これ気持ちいいんです。やむなく肩を貸してあげることになった優しい(ん?)Myさんの日記。私も気をつけよう。時々大口あけて寝ちゃってます。
おばちゃんが 王子様もへったくれもないもんだが
子どもっぽい夢を飽かずに見ているらしい。
白馬の王子様はいくら待っても現れない。
だからこそ、安心しておちゃらける。
そういうことだな。 叶えられない対象しか夢みない。 結局は逃避か。自慰行為。そういうことだ。
そんな事を考えながら電車に揺られていたら、目の前のドアが開き、 現実が匂いとともに押し寄せてきた。
高校生か、専門校生とおぼしき、男子学生の集団だ。間が悪い。 むぎゅぅ。小柄な私は奥へ押され、まわりを巨大な壁に取り囲まれる。
うえっ。むさくるしい。汗臭い。うざい。でかい。あっちいけぇ。
まわりの壁の顔を見上げる。 まだあどけない顔もあれば、既におっさん顔もある。 それぞれの匂いを持った現実が見下ろす。
恐い…。 匂いのない私の中の王子様はたちまち退散してしまう。
稽古を終えた土方の汗を、 酒の匂いがすると色っぽく書いた小説があった。
ふとダンナの匂いを思い出す。
飲んできた夜の酒の匂いのする息。 一日はいていた靴下。枕カバーに残る髪の匂い…。 お父さんは汗くさい、と言って同じタオルを使わない娘たち。
そろそろ、おじさん臭が出てきたか。 確かに汗臭い。色っぽくも何ともない匂いだ。 でも、確かに、そこにある匂い…。 安心させる匂いがある。
……いつか王子様はやってくるだろうか。
匂いも、確かな肉体も持たない、私の中の王子様は永遠に色あせない。 例え皺だらけのおばあちゃんになっても。
やってろよ。 やってるさ。
男の人にはこういう思考はないのだろうか。
「バガボンド」 とうとう第1巻に手を出した。瞬く間に既刊全巻読破!ああ、やってもた。久々にモーニングを家に持って帰ってきたダンナが悪いのよ、ウン、なんて。あぁ、新刊が待ち遠しいな♪
スラムダンクの途中から絵の雰囲気が、繊細、リアル、線がひどくきれいになって、その時は何となく違和感を覚えたんだけど、今は素直に思える。すごいっ!線きれいっ!! ため息。
Sako
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