京のいけず日記

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2004年02月20日(金) 何もしない日

朝からただぼうーっと過ごしている。

子どももダンナもいない家の中で
寝坊を楽しみ、遅い昼食を取り、けだるいまま夕方を迎えた。

もう子ども達が学校から帰ってくる。
居ないはずの母が「お帰りなさい」と言ったら、びっくりするだろうか。
(それも、朝、家を送り出したときと同じ格好で…。だめやん)

頂いた花篭長くて短い三ヶ月

講習の最後の日、生徒さん達から花を頂いた。
嬉しくて、鼻をつまらせる。

ハムスター小屋の我が家には、もう一つ。

玄関の靴箱の上に
ダンナが誕生日に贈ってくれた花篭

花もまだ元気だ、嬉しい2月



昨夜は仕事の打ち上げで午前様だった。
大阪人ふたりと、私と、女3人で先斗町に繰り出した。
地元とはいえ、夜、こんなところへ来るのは、20年ぶり。

お奨めの店の情報は若い生徒さん達から聞いた。
いくつか教えてもらった店の中から、
招月庵という店へ入る。

鴨川べりの落ち着いたお店だ。
窓越しにぼんやりと鴨の河原を見ていると、
「どこでも歳三ドア」が開き、タイムスリップ、妄想ワールドへ…。

闇の中の河原に人影が動く…。

「何にします?」

おっと、いけない。
目の前のふたりは、ふだんのマジメ?な私しか知らない。
まして、こんな歳三馬鹿のアホ日記を書いていることは…。

同じように、こんな日記を読んでくださっている奇特なあなたは、
やはり、ふだんの私を知らない。

日記はバランスをたもつための逃避場…?
それだけだとしたら少し淋しいな。

ピッチャーで頼んだビールをカラにしたあと、
彼女達は違う銘柄の冷酒に、ワイン、ジントニック、etc…。
最初のビールを飲んで赤くなった私は、おきまりのウーロン茶。
でも、その分、しっかり食べた。

酒の味の分かる人って、何だか、かっこいいよなぁ。
彼女達の強いこと。うらやましい。

20代、30代、40代(哀し…)の世代も違うが、同性で、
同じ仕事仲間で、くっちゃべること、居てづけ5時間あまり…。

帰りは先斗町の細い路地から四条通りへ。
京阪で大阪へ帰る二人とは、ここでお別れ。

「ありがとうございました」

いつかまた一緒に仕事が出来れば嬉しいけれど。
なんせ、変則的な水物の仕事。
これっきりで会うこともないかもしれない。
照れるけれど、きちんと、ふたりにさよならの言葉を言った。

ダンナがドアを開けてくれた。
打ち上げで先斗町へ行くと言った時、

「あのへん長いこと行ってないなぁ。昔はよく行ったけど」
と、つまらなそうに呟いた。

長いことの原因には、私や、子どもたちが含まれているはずだ。
男の人もしんどいね。子どももそれなりにしんどいねぇ。
女もしんどいよー。

今日はちゃんと、お母さん、して、時間をかけて夕飯を作ろう!


ねえ、子どもたちも少し大きくなったよ。
今度はふたりで、夜の先斗町へ飲みにいきたいな、ダンナさま♪


Sako